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【ブライダル業界|2021年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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ブライダル業界イメージ


人生の大きなイベントのひとつである「結婚」に携わるブライダル業界。結婚式のイメージから華やかな業界である印象を持っている人も多いのではないでしょうか。


お客様の喜ぶ姿を直近で見れることがやりがいにつながりやすく、人気の理由となっています。また、トレンドの移り変わりの激しい業界であるため、柔軟性も求められる業界となっています。


この記事では、業界の歴史から職種、試験の攻略法までブライダル業界の就職に必要な情報をまとめてお届けいたします。

ブライダル業界の仕組み

ブライダル業界の仕組みイメージ

出典:就職エージェントネオ

ブライダル業界は「結婚式場の運営企業」が結婚式を挙げたい新郎新婦に対して、結婚式のプランニングや結婚式当日までのサービスを提供することで成り立っています。


結婚式場を探すためにゼクシィなどの媒体を利用する新郎新婦も多く、実際に式場の見学を行い、式場を決定するという流れが主流となっています。
希望する結婚式の内容から式場や衣装などを選ぶことをサポートするウエディングプロデュースサービスを行っている企業もあります。


まず
式場となる会場について4つのスタイルがあるので、それぞれ解説していきます。

ホテル

ホテルの魅力は「知名度と格式の高さ」「宿泊施設とアクセスの利便性」「質の高いサービス」が挙げられます。


費用感によって、30人前後の小規模から100人以上の大規模なものまで新郎新婦の希望に合わせた結婚式会場を作り上げます。宿泊・宴会・レストランなどの複合施設であるホテルは、新郎新婦はもちろんのことゲストへの配慮もできます。

しかし、一般の方の利用や1日の婚礼組数が多く、時間に制限があることでバタついてしまうことも。


ホテルウエディングを提供している企業は「ツカダ・グローバル」「テイクアンドギヴ・ニーズ」などが挙げられるので、自身の興味のある企業がどんな式場をメインにしているか見てみましょう。

専門式場・神社

専門式場・神社の魅力は「本物のチャペルや神殿での挙式」「着付けや美容などのゲスト向けの設備の充実度」「高級感」が挙げられます。


専門式場は披露宴や挙式会場を施設内に複数持っており、神社は伝統的な神前式を行い、挙式や各家同士が結びつくことを重んじるカップルに人気です。施設設備、知名度、扱っている商品の多さなど、どこを見ても過不足なく平均点が高いことも魅力でしょう。

しかし、休日の一日あたりの挙式組数が多く、ロビーなどの共有スペースには常に列席者や見学者など大勢の人がいることがあります。専門式場・神社を提供している企業は「ワタベウエディング」「エスクリ」などが挙げられます。

ゲストハウス

ゲストハウスは「貸し切り」「自由度の高い演出」「非日常感」といった魅力が挙げられます。


結婚式を専門として建てられた会場なので、チャペルなどの設備も充実しています。一軒の邸宅を貸し切って挙式を行うため、レストランとは違った意味でのアットホームな結婚式を挙げたいカップルに人気です。新郎新婦のやりたいことに寄り添いながら非日常感溢れた式を作り上げることができます。

しかし、天候に左右されたり、非日常感を出すために駅から遠い場所にある場合もあります。ゲストハウスを提供している企業は「ツカダ・グローバル」「アイ・ケイ・ケイ」などが挙げられます。企業によって異なる世界観があるので、見比べてみるのがおすすめです。

レストラン

レストランは、「料理がおいしい」「自由度が高くアットホームな式」「内装のテイストや雰囲気が選べる」といったことが魅力です。


通常はレストラン営業をしている店を貸し切るため、新郎新婦とゲストの距離・ゲスト同士の距離が近く、アットホームな雰囲気を重視するカップルに人気です。披露宴仕様のプランを用意をしていないレストランとは密な連携が必要ですが、最近では挙式を前提としたお店も増えてきています。

しかし、招きたいゲスト数とレストランの大きさによっては、「狭かった」といった声もあるので、事前にしっかり確認しておく必要があります。レストランを提供している企業は「愛野グループ」「テイクアンドギヴ・ニーズ」などがあります。

大手グループだと複数の業態の会場を有している企業もあります。自分がどのような結婚式に携わりたいかも企業を選定する参考にしてみてください。

ブライダル業界の職種一覧

ブライダル業界職種のイメージ


ブライダル業界の職種は様々なものがありますが、特別な資格を必要とする職種は少なく、多くの学生が幅広い職種を検討することができます。


ホスピタリティ
など接客に対する知識を身につけたい人は国際ビジネスや観光、語学系の学部、ウエディングプランナーとしてお客様へ企画の提案などを行いたい場合は経済学部、将来マネジメントに携わっていきたい場合は経営学部などから志望する人が多い傾向にあります。

基本的に採用に対して特定の学部を指定することはないため、興味のあるポジションへ応募することが可能です。

ウエディングプランナー

ウエディングプランナーは、結婚式を挙げたいカップルに最適な結婚式を提供する大切な職種です。ブライダル業界の中でも花形職種であり、女性から人気の高い仕事です。


ウエディングプランナーの仕事は大きく分けると「営業」「企画」「運営」の3つになります。


「営業」
結婚式場の下見に訪れるカップルに、式場の魅力、プランの魅力を伝える仕事です。下見に訪れるカップルは色々な式場の見学をしています。その中から選んでもらえるよう、自社のプランや式を魅力的に伝えることが求められます。


実際にカップルが式場の決定をし、契約を結んだら結婚式の企画に入ります。「企画」ではお客様の要望をヒアリングし、どんな結婚式にしたいのか、何に重きを置きたいのか、何人招待したいのか、など具体的なことを決めていきます。


「運営」当日、計画通り滞りなく結婚式を進めるために全体管理を行います。現場の責任者や司会などとコミュニケーションを取りながら、新郎新婦や参加者全員が満足できるよう結婚式を運営します。


新郎新婦や新郎新婦の両親、ゲスト、当日対応してくれるスタッフなど、結婚式をするにあたって関わる関係者がたくさんいます。たくさんの人と関わる必要がある職種であるため、コミュニケーション能力が求められます。

ドレスコーディネーター

ドレスコーディネーターは結婚式当日の新郎新婦の衣装をコーディネートする職種です。また衣装だけでなく、メイク、ヘアスタイル、身にまとう小物類などすべてをコーディネートします。


結婚式で美しいドレスに身を包むことに強い憧れを持つ新婦は多いです。その憧れでもあるウエディングドレスを新婦が選ぶ際に提案相談に乗るのが主な仕事です。

数多くのドレスや小物、ヘアスタイルなど、新郎新婦が満足できる組み合わせを選ぶためには、2人の気持ちや要望を細かくヒアリングし、認識を合わせなければ実現できません。


ファッションの知識に加えコミュニケーション能力も求められる職種であると言えるでしょう。

当サイトでは、ファッションに関連する業界として、アパレル業界についても紹介しています。興味がある方は「アパレル業界研究」もチェックしてみてください。

バンケットサービス

バンケットサービスは、結婚式当日の新郎新婦や参加者が満足できるよう様々なサポートを行うお世話係のような仕事です。

挙式、披露宴の準備に始まり、新郎新婦、参加者の誘導、ドリンクや料理の運搬などが主な業務です。1回の結婚式には複数人のスタッフでチームを組み、このバンケットサービスを担当します。


全体の進行状況を把握して、チームリーダーの役割を果たす人をバンケットキャプテンと呼ぶこともあります。バンケットキャプテンには挙式や披露宴の全体を見渡す視野の広さ、状況に応じた臨機応変な対応力が求められます。

フラワーコーディネーター

フラワーコーディネーターはブライダル業界のみの職種ではありません。イベントでその空間を演出する大切な「花」や「植物」をコーディネートする職種です。

結婚式ではたくさんのアイテムに植物が用いられます。ウエルカムボード、会場の入口、受付のテーブル、宴会会場のテーブル、ブーケ、フラワーシャワーなど。

結婚式全体のコンセプト、新郎新婦の2人、予算、など様々な要素を考慮して、最適で美しい空間を「花」を用いて演出する仕事です。


ドレスコーディネーター同様、花や植物に対しての知識はもちろん、新郎新婦の要望を聞き出すヒアリング能力が大切です。

ヘアメイクアーティスト

ヘアメイクアーティストは、結婚式当日の新郎新婦のヘアーとメイクを担当する職種です。ドレスコーディネーターと連携して、どうすれば新婦をより美しく見せることができるのか考え、メイクや髪型に反映させていきます。

メイクやヘアメイクを通じて、最高に美しい新婦を作り上げることが仕事ですが、不安を感じている新婦の美しさは半減してしまいます。新婦の「笑顔」を作り出すこともヘアメイクアーティストの仕事です。


結婚式当日は控室で長い時間、新婦と時間を共にするため、美容についての知識はもちろん、コミュニケーション力が必要です。

参考:キャリアパーク就職エージェント

ブライダル業界の市場規模

市場規模推移

ブライダル業界規模の推移のグラフ

出典:業界動向サーチ

ブライダル業界の過去の推移を見ると、2007年から18年まで増加傾向にありましたが、2020年には大幅に減少しています。

経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、2020年の結婚式場の売上高は、前年比56.1%減の1,115億円、取扱件数は前年比57.4%減の36,783件でした。

2020年の結婚式場は、売上高、取扱件数ともに大幅減となりました。コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響が響いているとみられます。


国内では人口の減少に伴い、結婚適齢期の世代も減少傾向にあります。初婚年齢も年々上がり晩婚化が増加しています。再婚件数もピークの2008年以降から減少傾向で、婚姻率の低下に拍車をかけています。

婚姻件数が減少傾向にあるものの、ブライダル業界の業績は堅調に推移しています。近年のブライダル業界の動向としては、大手を中心に婚礼組数が増加、1組当たりの単価も上昇しています。

特に最近では、比較的高価なハウスウエディングに加え、沖縄などリゾート地でのウエディングがブームになっています。


2019年は「令和婚」が話題となり、改元をきっかけに婚姻件数の増加が見られました。一方、2020年初になると、新型コロナウイルスの感染が拡大。会場での密集が避けられないとして、式場のキャンセルが相次ぎ、大きなダメージを受けています。

市場の動向

好調を続けるブライダル業界ですが、今後の動向は楽観視できない状況です。長期的に国内の婚姻件数は減少の一途をたどっています。2019年は改元により「令和婚」の効果がありましたが、需要は一時的となっています。


最近のウエディング事情としては、挙式や披露宴を行わないカップルによる「なし婚」が増加する一方、比較的高価なハウスウエディング市場も拡大傾向にあります。


また国内外のリゾートウエディング需要も堅調で、大手を中心に婚礼費用単価は上昇傾向しています。中でも近年のリゾートウエディングは沖縄県が人気。2018年には17,115組の挙式が実施されました。

沖縄旅行の人気が増すと共に「沖縄リゾートウエディング」の需要も伸びています。ハワイやグアムのように景観が良く、パスポート不要、参列者の負担も少ないとして、国内のリゾートウエディングに沖縄県が選ばれています。


また、コロナ禍においては、感染予防対策としてウェブ会議ツールを使用した「オンライン結婚式」を開くなど、各社で創意工夫を凝らしています。


近年のブライダル業界の傾向としては、いわゆる消費者の結婚に対する考え方が多様化しており、従来のような一律のサービスでは消費者のニーズを満たせない状況となっています。

消費者ニーズをうまくつかみ、きめ細かいサービスの提案がますます重要になってきています。

コロナ禍において結婚式のスタイルの多様化だけでなく、打ち合わせがオンラインになるなど各企業のDX化も進められている状況。式場スタッフの働き方も大きく変わってきています。

参考:業界動向サーチ

ブライダル業界の歴史

ブライダル業界歴史イメージ

ウエディング産業のはじまり

ウエディング業界の成立のはしりは、明治時代、西洋の写真撮影技術を学んだ写真館が、結婚の記念に夫婦を撮影するようになったのが起源とされています。

写真館が地元の和装美容師と提携して、新婚夫婦や家族写真などの撮影をし始め、それ以降、お見合い写真や結婚の記念写真という形でウエディング産業が発展していきました。

第二次大戦前の1930年代には70%以上がお見合い結婚。その時代、釣書と呼ばれる身上書(プロフィールデータ)とお見合い写真しか、相手を知る材料がなかったため、特に女性にとってこのお見合い写真にかける情熱は並々ならぬものがありました。

やがて第二次大戦後から、結婚式場には「写場(しゃじょう)」と呼ばれる写真スタジオが併設されるようになり、1970年代以降、ホテルでの婚礼が増えたことから、街で人気の写真館が、ホテル内に写場を構えるようになりました。

写真館と美容室の提携ビジネスとして興ったウエディング業界ですが、やがて神社(日比谷大神宮・現在の東京大神宮)で挙式したあと、帝国ホテルで披露パーティーを行なうスタイルがセレブの間で流行。それがホテルウエディングの創始とされています。

結婚式場の誕生

結婚式場のルーツとしては、昭和の初めに料亭として開業した目黒雅叙園が結婚披露宴を行なったのがその源といわれています。

その後、第二次大戦後に明治記念館がオープン、また椿山荘八芳園なども、結婚式場としての利用が増えていくようになります。

やがて料亭にルーツを持つ池袋の白雲閣、東中野に本拠を持つ、日本閣なども含め、1980~1990年代には「5大結婚式場」時代が到来。全国各地にこれらのビジネスモデルを用いた専門式場ができました。

一方、冠婚葬祭互助会も終戦直後の1948年に事業を開始。横須賀から名古屋、静岡へと事業基盤を拡大していった平安閣グループ、1958年に愛知県冠婚葬祭互助会が興した高砂殿グループ、そして1963年に京都市冠婚葬祭互助会センターが始めた玉姫殿グループが誕生。

葬儀と結婚式の両面で全国に展開し、ウエディング産業を大いに盛り上げました。

現在でもそれらの流れを組むメモリードベルコグランドティアラなどの全国の互助会系企業が日本のウエディングの約3割を施行しています。

ホテルウエディング

結婚式シェアを有するホテルが、結婚式に本腰を入れてビジネス展開するようになったのは、バブル経済が崩壊した90年代前半のこと。

それまで法人客相手の一般宴会で潤っていたバンケット事業が、バブル崩壊により、需要が減り、かわって1組300万円近い売上が見込めるウエディングをはじめとした個人客にターゲットを向けた結果です。

全社的にこうしたリテール事業に注力する流れが生まれ、専門式場や資金力豊富な互助会系企業に対抗して、館内型チャペルを独立型チャペルに改める動きが顕在化しました。

バブル後に「ゼクシィ」が創刊され、超閉鎖的でおしきせの多かったウエディング業界の透明化を果たし、それまでの不透明なエージェント送客ではなく、「ゼクシィ」が媒体送客の役割を果たしたことも、ホテルが婚礼事業に本腰を入れるきっかけとなりました。

1990年代にはレストランウエディングブームも到来。結婚式の料理にこだわる新郎新婦が増え、また自由度の高いオリジナルウエディングを行なえる点で人気を博しました。

このレストランウエディングの自由度、プライベート性と、専門式場のノウハウを結集したのがゲストハウスです。

ゲストハウス

1997年に、東京・立川市にルーデンス立川ウエディングビレッジが誕生。

大聖堂のチャペルを中心に広がるヨーロッパの街づくりを参考にして、独立したバンケットが建つビジネスモデルは、ホテルや専門式場のロビーで複数の花嫁がすれ違うという課題を解決し、プライベート空間を貸し切ってウエディングを行なうという新しいスタイルを確立しました

ゲストハウスタイプの会場はその後、どんどん支持を得て、現在では地域によってはホテルを逆転し、3割以上のシェアを獲得しているケースもみられるほど浸透しています。ゲストハウスタイプの会場を運営する企業は、その後、いずれも好業績を挙げ、現在では上場する企業も増えています。

またホテルや専門式場ではゲストハウスの良い点(プライベート性の確保のための動線整備やインテリア)を吸収し、同時間帯ワンフロア貸し切りなどの新体制をとるようになっています。

ゲストハウスはこれまで郊外にビレッジハウスタイプの会場を展開して来ましたが、長引くデフレ経済のもと、大都市圏の地価がさがったことで都心部への進出を開始。

いまでは都心部駅近にビルインタイプの会場を新規出店するケースが主流となっています。

「ナシ婚」や「フォトウエディング」の出現

ゲストハウスの隆盛にもっとも影響を受けたのがホテルです。かつて年間2000~3000組を施行していたスーパーホテルも、現在では組数を落として1000組以上を実施しているのは、東京の帝国ホテル、ホテル日航東京など限られたホテルだけ。

もちろんその背景には少子化や、入籍だけで結婚式を行なわない「ナシ婚」カップルの増加も主たる要因に挙げられます。

そのなかには単に一般マスコミが報じる「結婚式はお金がかかる」「高い」という情報しか入手せず、最初からあきらめているカップルも実は多いのです。「格安なプランがある」「両親とふたりだけの最小単位のウエディングも可能」などの情報は、残念ながら一般マスコミに取り上げられてきていません。

ウエディング業界人もこれまであまりにも業界内だけの発信に留まっていた反省を踏まえ、今後は正しい魅力的なウエディングの情報をどんどん発信していくことが求められています。

もうひとつ大切なことは、たとえフォトウエディングで写真だけの結婚式であろうと、リゾート地でふたりだけで結婚式をしようと、これらの方々はすべてウエディング業界のお客さまであるという点です。

これらのお客さまにどのようにアプローチし、どのような提案をすれば、価値を感じ、より多くの費用を投資していただけるのか?それを真剣に考えることがいまの時代には求められています。

参考:WeddingEmmy

ブライダル業界におけるトレンド・話題

業界のトレンド

CRAZYが創業10年目にして創業事業であるオーダーメイドウエディングサービスの提供数を縮小

本質的で美しくユニークな結婚式を手掛けるCRAZY WEDDINGは、9周年を迎える2021年7月2日より、創業事業であるオーダーメイドウエディングサービスの提供数を縮小し、ゲストファーストな結婚式場IWAI OMOTESANDO」での結婚式を主軸サービスとして運営する方針となりました。

背景には「個を表現する」結婚式よりも「大切な人とつながること」に重きをおいている夫婦が増えていることが挙げられます。


ウエディングプランナーには時代のニーズに合わせた結婚式のスタイルを提案することが求められます。
これから結婚する夫婦にとってどのような結婚式が喜ばれるのかを考えておきましょう。

参考:CRAZY

コロナ禍で「完売」たたき出す東京會舘の吸引力

コロナ禍で厳しさを増す結婚式市場で「勝ち組」とされるホテル各社が、ハイエンド顧客を取り合う最大のライバルとして一目置く会社が東京會舘です。三代目となる丸の内本館が2019年に再開業すると、直後から年間1000組以上の結婚式の受注に成功しました。

コロナ禍でもその人気は変わらず、2020年後半には、2021年の枠(約1100件)がほぼ完売。足元の5月は100件超の式を開催し、2019年5月の実績を20件上回りました。

列席人数も80人ほどと、コロナ前の水準に向かって順調に回復しています。感染対策を徹底しつつ、まずは数人の披露宴から再開し、10人、20人と段階的に引き上げ、この水準まで回復しました。

現場の運営は2016年から提携するテイクアンドギヴ・ニーズのスタッフとともに行っています。東京會舘の結婚式の顧客には、大企業や官公庁、政治家、伝統芸能関連の関係者も多いです。


コロナ禍において、彼らが結婚式の実施可否や規模感を決める際には「ほかの結婚式がどうしているか」という前例も重視しています。

感染防止策はもちろん、人数や形式などの実例も併せて示すことで、足元でも着実に予約を獲得できていることにつながっています。


コロナウイルスの流行など、不測の状況が起きた時に「何をしたら結婚式の実施を決断してもらえるか」を考えた上でできることから実績を積み上げていくことが重要です。業界をリードする会場の戦略をみて他の会場に展開できる内容などがないのか考えてみましょう。

参考:東洋経済プラス

ブライダル業界における主要企業の解説

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

社名

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

創業

1998年10月19日

本社所在地

〒140-0002

東京都品川区東品川二丁目3番12号

資本金

2,000百万円(2021年6月30日時点)

従業員数

1,455名 ( 単体 ) 、1,731名 ( 連結 )

※2021年3月末時点

平均年収

436万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

国内ハウスウエディング事業、ホテル事業、コンサルティング事業、Haute couture Design、ドレス事業、レストラン事業、保育事業、ブライダルローン事業、ツーリズム事業

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズはウエディングプロデュースを主な事業としておこなっている企業です。

完全貸し切りの一軒家でおこなう「ハウスウエディング」やアットホームな雰囲気の「レストランウエディング」など独自の挙式・披露宴の提案に強みがあります。

ウエディングプロデュースだけではなく、ホテル経営レストラン経営などもおこなっており、事業展開は幅広いです。従来のホテルなどでの結婚式の提案もおこなっており、格式高いものからカジュアルなものまでさまざまなサービスを提供しています。

株式会社ツカダ・グローバルホールディング

社名

株式会社ツカダ・グローバルホールディング

創業

1995年10月6日

本社所在地

〒150-0011 

東京都渋谷区東3丁目11番10号 恵比寿ビル

資本金

4億7,200万円

従業員数

59名 (単独) 、2,354名 (連結)

平均年収

460万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

持株会社、グループ企業の経営管理・監督、ゲストハウス・ホテル・レストランの企画開発・所有

株式会社ツカダ・グローバルホールディングはブライダル事業を中心に事業を展開している企業です。

全国に23ヶ所の拠点を持っており、ニーズに合わせた結婚式の提案に力を入れています。国内での挙式だけではなく、海外での挙式にも強みがあります。

ブライダル事業以外にもホテルレストラン事業も展開しており、幅広い分野に事業を進出させている企業です。ホテル事業は2007年に参入しましたが、市場規模は9,000億円を超えており、成長著しい事業として成長しています。

レストラン事業でもメインブランドの店舗を全国に10店舗展開し、2014年にはシンガポールにも出店するなど、グローバルに活躍しています。

株式会社エスクリ

社名

株式会社エスクリ

創業

2003年6月

本社所在地

〒105-0003 

東京都港区西新橋2-14-1 興和西新橋ビルB棟

資本金

5,000万円(2021年3月31日現在)

従業員数

1,068名(2021年3月31日現在、グループ全体)

平均年収

315万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

挙式・披露宴の企画・運営を行うブライダル事業

株式会社エスクリは挙式・披露宴の企画・運営を行うブライダル事業を展開している企業です。

都市圏を中心に数多くの施設を運営しており、運営施設の種類も多岐にわたります。

挙式に欠かせない専門式場の運営だけではなく、ホテルレストラン、ゲストハウスなどの運営もおこなっています。数多くの施設を運営し、顧客に対しても柔軟な提案をおこなっている企業です。

また、挙式の提案だけではなく、ブライダルコンサルティングとしての顔も持ち合わせています。ブライダルコンサルティングとはブライダル分野に特化したコンサルティングで、ブライダル事業における課題や問題のなどの解決、提案などを行います。ブライダル業界で幅広く活躍しています。

株式会社ノバレーゼ

社名

株式会社ノバレーゼ

創業

2000年11月1日

本社所在地

〒104-0061 

東京都中央区銀座1-8-14 銀座YOMIKOビル4F

資本金

500億円

従業員数

1,668名 ( 単体 ) 、1,989名 ( 連結 )

※2020年12月末時点

事業内容

ブライダル事業 (婚礼プロデュース部門・婚礼衣裳部門・レストラン部門)

株式会社ノバレーゼは、ブライダル事業やレストラン特化型事業を展開している企業です。

ブライダル事業では、婚礼プロデュース部門・婚礼衣裳部門・レストラン部門の3つの部門に分けられており、挙式における幅広いサービスを提供しています。

国内だけではなく、海外にも会場を持っています。会場の種類も歴史的建造物やリゾート地、モダンな邸宅など豊富であることも強みです。

ウエディングに関わるレストランだけではなく、レストラン単体でも店舗を拡大しており、全国さまざまな場所に出店しています。またブライダルにおけるコンサルティング事業も展開しており、業界内で幅広く活躍している企業です。

アニヴェルセル株式会社

社名

アニヴェルセル株式会社

創業

1986年6月19日

本社所在地

〒107-0061 

東京都港区北青山3-5-30

資本金

1億円

従業員数

629名(2021年3月31日現在)

事業内容

結婚式場及びパーティ会場の運営記念日を軸とした商品の販売並びにサービスの提供カフェの運営

アニヴェルセル株式会社のアニヴェルセル・ウエディング事業では、日本で初めて「ゲストハウスウエディング」というジャンルを確立し、全国で11会場の結婚式場を運営しています。

ヨーロッパの教会から譲り受けたステンドグラスや、ロイヤルブルーのバージンロードが特徴的でゲストハウススタイルの挙式披露宴施設を展開しています。

またウエディング事業だけではなく、プロポーズ事業もあり、「プロポーズプランナー」と呼ばれるスタッフが記念に残るプロポーズを提案してくれます。

ブライダル業界における主要企業の採用動向

採用動向イメージ

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

求める人材
  • 枠にとらわれないアイデアで新しい時代を作り出せる人
  • 相手の想像を超える、一歩先の思いやりと行動ができる人

株式会社テイクアンドギブ・ニーズでは常に業界をリードする取り組みを行っているため、これまでの常識にとらわれずにベストなアイデアを考えられる人が求められている傾向にあります。

日々の業務では、他職種の人と関わることも多いため、相手を想った行動をきちんと行えることも重要です。

株式会社ツカダ・グローバルホールディング

求める人材
  • 常にビジネスの視点を持ち、組織の発展に貢献できる人
  • 分析を欠かさずに良かったことと悪かったことから次に活かして行ける人

多くのゲストハウス会場を持つ株式会社ツカダ・グローバルホールディングでは、日常業務においてもビジネスの視点を持っており、顧客と向き合うことはもちろん会社への貢献も意識できる人が求められている傾向にあります。

日々の行動を自分で振り返って今後の成功に繋げられるような視点を持っておくようにしましょう。

株式会社エスクリ

求める人材
  • お客様の結婚式を最高のものにするために提案のためのインプットを欠かさない人
  • チームみんなで創り上げることにこだわり、お客様にとってのベストを追及できる人

株式会社エスクリではお客様のニーズを汲み取った唯一無二の結婚式を「エスクリウエディング」呼んでいます。

エスクリでは、「エスクリウエディング」を作り上げるための提案力や情報のインプットができる人が求められています。

そのためのインプットや、コミュニケーション力をきちんとアピールできるように対策を行いましょう。

株式会社ノバレーゼ

求める人材
  • 人の心を動かすほど、お客様に向き合った提案を行う情熱のある人
  • マニュアルにとらわれず、目の前のお客様に対してベストな行動ができる人

「結婚式」という人生において最高の瞬間を創り上げるために、ノバレーゼでしか叶えられない結婚式を創り上げることができる人が求められています。

ノバレーゼの会場の魅力をしっかりと調べて把握した上で、自分だったらどのようにお客様への提案を行うかイメージを膨らめせておくことをオススメいたします。

アニヴェルセル株式会社

求める人材
  • あらゆる事にアンテナを張り、自分の言葉で発言して実行できる人
  • どんなことでも前向きにとらえ、逃げずに立ち向かっていくことができる人

アニヴェルセルではお客様と式場スタッフの関係性はもちろんのこと、スタッフ同士の関係性も良い状態であるような空気ができている会社です。

仕事においても常に誠実でポジティブに向き合うことのできる人を求められています。

お客様の結婚式をより良いものにできるように動くことのできる人が求められています。お客様や組織に対しての課題を解決できるような考えを持っておくようにしましょう。

ブライダル業界の採用スケジュール

ブライダル業界採用スケジュール

ウエディング業界の就活スケジュールは一般的な就活スケジュールよりも少し早めでタイトになっています。

企業、職種によって異なりますが、3月中にエントリーをして、5月に面接が終了し、6月に内定が出る企業もあります。

※以下で紹介する企業の採用スケジュールは一例ですので、実際のスケジュールは採用ページなどでご確認ください。

テイクアンドギヴ・ニーズの採用フロー

基本的な選考の流れは以下の通りです

3月1日 説明会・セミナー

3月10日 エントリーシート・動画エントリー提出 

3月27日 一次面接 

4月20日 二次面接 

5月10日 Webテスト

5月25日 最終面接 

6月1日 内々定

テイクアンドギヴ・ニーズでは3月から面接が始まり、5月〜6月には内々定が出るようです。

面接では社風、採用動向を理解した上でどのような回答をすると合格につながるかを対策した上であなたらしい回答を準備して臨みましょう。

エスクリの採用フロー

基本的な選考の流れは以下の通りです。

2月14日 会社説明会・エントリー

2月21日 一次面接 

3月9日 二次面接 

5月1日 最終面接 

5月10日  内々定

エスクリでは2月から面接が始まり、5月頃には内々定が出るようです。

エスクリにおいてもテイクアンドギヴ・ニーズ同様に採用動向をチェックのうえ、面接対策をしっかりとおこなった上で臨みましょう。

ブライダル業界のインターン情報


ブライダル会社のインターンは1日完結などの短期のものと長期のものがあります。


短期のインターン
グループワークや実際の業務体験がメインです。ブライダル会社ならではのお客様の課題に対しての提案をする際に必要になる情報処理能力情報編集力発想力を鍛えることができる内容になっています。


長期のインターン
は、時給が発生するものが多く、実際に就業しながら現場を体験する実践的な内容になっています。


まずブライダル業界について知りたい人は「短期インターン」を、志望企業が決まっている人は「長期インターン」を選択することがオススメです。

インターンに参加することで、会社や業界、業務内容について深く理解することができます。面接の際にアピールすることができるので、ブライダル会社に就職したいと考えている方は、インターンに応募してみましょう!

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

テイクアンドギヴ・ニーズでは、各職種で活かせるウエディングプランニングの体験ができるインターンシップを行っています。近年はコロナウイルスの影響でオンラインでの開催がメインとなっています。

【ウエディングプランニング体験】
業界トップのウエディングプランナーに学ぶ結婚式プランニング体験プログラム。

プランナーになることが目標!という方はもちろん、ブライダルに興味を持ち始めた学生さんも体験できる内容になっています。

T&Gの会社紹介はもちろん、グループごとに結婚式のプランニング体験ができます。毎回満席の大人気のプログラムでT&Gの結婚式の魅力を存分に感じることができるでしょう。

しっかりフィードバックもしてくれるので、本採用までの対策も行うことができます。

株式会社ツカダ・グローバルホールディング

ツカダ・グローバルホールディングスでは講義型のインターンシップで会社への理解を深められる内容のインターンを展開しています。

【業界研究&自己分析セミナー ~シーンの体感~】
ブライダル業界やベストブライダルの理解を深めながら、就職活動の目的をしっかりと定められるセミナーです。

 

【ベストブライダルはブライダルだけじゃない!】
本格的に業界や企業を決めていく中で、残っている不安は少しでも解消していきたいと思う皆さんの心に寄り添ったインターン

現役社員の方のトークセッションもあるので、よりリアルな話を聞くことができます。

株式会社エスクリ

エスクリでは希望のお仕事内容や志向性に応じて様々なコースのインターンシップを展開しています。現役社員の方の接客を受ける体験を行うこともできるので、仕事内容をリアルに学ぶことができます。

【ウエディングプランナーコース(1Day/オンライン開催)】
ブライダル業界やウエディングプランナーに興味がある方向けのプログラム。

お客様と信頼関係を築く接客方法について、エスクリのウエディングプランナーの【接客のこだわり】を聞くことができます。

当日はプランナーの接客を体験するワークも用意されています。

 

【ドレススタイリストコース(1Day/オンライン開催)】
新婦様が結婚式の中でも特にこだわるのが「衣装」。エスクリの自社ドレスブランド「PRIMACARA」の世界観を体感できるプログラムです。

当日はグループに分かれてウエディングドレスの提案にも挑戦することができます。

ドレスや衣装に興味がある、おしゃれが好きな方はぜひ参加してみてください。

 

【業界研究コース(全職種対象)(1Day/オンライン開催)】
ブライダル業界について知りたい。まだ業界を迷っている。そんな方にオススメのコースです。

コロナ禍でのブライダル業界の意識の変化から、ブライダル業界の今後の動向、エスクリで活躍している人財の紹介まで幅広く学ぶことができます。

株式会社ノバレーゼ

ノバレーゼでは実際にブライダル業界で働くことを体験できる数日間にわたるインターンプログラムを展開しています。本格的な業務体験をしたい方はぜひ応募してみてください。

【4daysウエディングプランナーコース】
ウエディングプランナーにインタビューし、同行する結婚式についてや仕事への想いを聞くことができます。

また、結婚式当日に同行し、プランナーの動きを解説付きで追い、ノバレーゼの結婚式を体感できます。

最後にはインターンを通して学んだことを発表し、プランナーからフィードバックをもらえる充実の内容になっています。

 

【3daysドレスコーディネーターコース】
ドレスコーディネーターから仕事概要を学び、インターン生が「お客様」になり、ドレス試着の接客を受け、仕事の魅力を知ります。

その後、実際のお客様のアシスタントスタッフとして現場を体感できます。

自身でコーディネートを行い、コーディネーターにフィードバックをもらえます。

業界研究のやり方

業界研究やり方画像


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。


(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがオススメです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

ブライダル業界の業界研究

ブライダル業界業界研究の図

上記で紹介した3つのステップで分析していきましょう。

(1)業界全体を知る

ブライダル業界は、挙式、披露宴が中心的なサービスとなりますが、それを執り行うまでに様々なサービスが参入しています。

結婚が決まり、挙式、披露宴を行うことが決まったカップルやその家族などに対して、情報提供を行う結婚情報メディア結婚式の挙式や披露宴会場を決めるサポートをするのが結婚式プロデュース会社各種結婚式場、さらにはブライダルジュエリーショップ新婚旅行の手配会社も含まれます。


特に結婚式場がメインとなっている業界ではありますが、近年の結婚式に対する価値観の多様化「ナシ婚」ブームにより、これまでとは異なる結婚式を提供できる会場が求められています。

コロナウイルスの影響により、結婚式そのもののあり方について考え直す時が来ています。今後の動きにも注意しましょう。

(2)業界の深掘り

日本での婚姻件数は増加傾向にあるものの、結婚式場はコロナウイルスの影響で大きな打撃を受けている状況です。

対面の回数を減らすために、顧客とのコミュニケーションをオンラインでできるようにするなど、業界全体で改革が進められている状況です。


これまでの「結婚式場」を選ぶという考え方だけでなく、「どのような結婚式ができるか」というウエディングのスタイルから提案していける会場に人気が寄っています。

(3)業界の動向把握

業界全体の動向を把握するため、PEST分析を行うことが重要となります。

PEST分析の図

PEST分析とは、政治、経済、社会、技術といった4つの観点からマクロ環境(外部環境)を分析すること。ブライダル業界のイメージをより具体的にしていきましょう。

 

Politics:政治的環境要因

自民党で人口減少対策と婚活・ブライダル振興を検討するそれぞれの議員連盟は、国会内で合同勉強会を開き、新型コロナウイルス禍で打撃を受けたブライダル業界から現状報告を受けました。

感染の収束が見通せない中、結婚そのものを先送りするケースも出ており、少子化への影響も懸念されています。

両議連は少子化対策の観点から結婚式を支援する具体策を検討し、政府が6月に策定する経済財政運営の指針への盛り込みを目指す方向性となっています。

 

Economy:経済的環境要因

収束しない新型コロナウイルスは、ブライダル業界にも大きな影響を及ぼしています。

結婚式の式場やホテルなどが加盟する「日本ブライダル文化振興協会」は、各地の式場(婚礼施設)を対象に結婚式に関するアンケート調査を行い、2020年の1年間のブライダル業界への経済的影響を推計しました。

それによると、2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で延期や中止などを余儀なくされた結婚式は約24万組に上ったことが分かりました。

さらに、ブライダル業界の経済損失(売上高の損失)は約8500億円にものぼると推計。前年に比べて売上高が60%減少する事態となりました。

現状損失をカバーするのは難しい状況で、国に支援を要請している状況です。

 

Society:社会的環境要因

コロナ禍での結婚式場への甚大な損害を受けて、各自治体で披露宴等の延期等により停滞した社会経済活動の活性化を図ることを目的として、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に補助事業を行っています。

この補助金を利用して結婚式場運営会社にお金が使われることを理想としています。

 

Technology:技術的環境側面

大手式場運営会社ではコロナ禍でも安心な新しい結婚式のスタイルを提案する「オンラインウエディング」「リモート会費制ウエディング」のパッケージ商品の販売を始めています。

リアルでの結婚式と合わせて活用することもできるので、ゲストの選択肢も広がりより多くの人が安心して結婚式に参加できるような仕組み作りが進められています。

ブライダル業界のES対策・攻略法


ESを記入する際には、「なぜその会社を志望しているのか」「自分の人物像」がきちんと伝わるように記入することが重要です。

志望動機に自らの実体験が合わせて記入されているなど、あなたらしさの伝わる内容になるように作成しましょう。

設問の意図を読み解いて論理立てて文章を構成することがポイントです。

ここでは必ず聞かれる自己PRと実際に出た設問を例にポイントや回答例を紹介していきます。

自己PR

企業が自己PRを聞く理由は2つと言われています。

1自社の求める強み・スキルを持っているか
就活生が自社に利益を生み出してくれるかを企業は知りたいと考えています。様々な企業では「自社の利益創出に貢献してくれる人材」を求めて採用活動を行っています。

就活生から強みやスキルを聞き出して、採用基準に合っているかをみています。そのため、就活生は企業の採用基準に合った人材であることをアピールすることが重要になります。

 

2人柄が自社にマッチしているか
企業が就活生の人柄を知りたい理由は「社風を含めて社内外の人間と良好な関係性を築くことができるか」という点です。

企業側は就活生の自己PRを見てキャラクターや価値観が企業のカルチャーとマッチしているかどうかを検証しています。

この2点を伝えることを念頭に置きながら、自己PRを作っていきます。具体的なエピソードを踏まえ、自己PRを作るためには、下記流れを意識して書き出してみましょう。


<自己PRの作り方>
①強み:あなたの強みは?
②強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
③強みを表す具体的なエピソードは?
④強みの活かし方:その強みを入社後どのように活かすか?

 
【回答例】
私の強みは探求心です。元々デザインに興味があり、雑誌やSNS、さまざまなデザイン系のwebサイトを毎日のようにチェックしては、いまの世の中の流行やニーズを調べてきました。大学生時代は有志で集まってフリーペーパーの発行を行い、デザインの流行や世の中のニーズに関する情報を発信してきました。そんな自分のアンテナと行動力を信じて、ウエディングプランナーとしてお客様に対して自らのアイデアを提案していきたいと考えております。ブライダル業界には、建物や空間、パーティーの進行、アイテムに至るまで、たくさんの活躍の場、チャンスがあるように思います。これからも自身の探求心とそこで得た知識や感性を武器に、積極的な情報収集と提案を行い、御社で活躍の場を広げていければと考えております。

あなたが何かを決断するとき、大事にしていることは何ですか?

あなたが何かを決断するとき、大事にしていることは何ですか?具体的なエピソードを添えて、お答えください。(2020年 テイクアンドギヴ・ニーズ)

これは実際にESで出た設問になります。この質問では、「回答者の思考」「仕事に活かせるポイント」の2点を見られていると考えられます。

志望職種の仕事内容はどのようなものか、そこで活躍できる人材はどのような考えを持っているのかを考えながら書いていきましょう。


ブライダル業界では、顧客の意見を正確に理解して、的確な提案を行うことが必要です。高いレベルの提案を求めている顧客に満足してもらうためには、さまざまなアイデアの発想と検討が重要です。

周囲の人々の考えや意見を理解し、具体的にどのような提案・行動をしたのか、限られた文字数の中で伝わるように書けるかも大切なポイントです。しっかり整理し、内容を組み立てていきましょう。

【回答例】
私は強みである巻き込み力と順応力を大事にしています。これらを活かして、留学生と日本人学生の交流を目的とした国際交流団体の立ち上げに取り組みました。私たちが生活するキャンパスでは言語や文化の違いと研究中心の生活から、コミュニティーの壁を越えた交流はほとんどなく、活動開始当初はイベントの参加者も10人に満たないほどでした。そのような状況を打開するため、参加者の募集をポスターなどによる公募に加えて、興味のある学生に一対一で活動の意図や内容を伝えるようにしました。次に、募った両学生の生の声による相互理解の場を開きました。これは、両学生が置かれている状況を互いに理解し、私自身もそれぞれのニーズを抽出し対応することにつながると考えたからです。結果として、大学祭での出店やバス旅行など代表を務めた一年間で計6回のイベントをやり遂げ、それぞれの参加者は40人以上に上りました。このような国際交流の機会を創るという経験を通して再確認した巻き込み力と順応力で、お客様のニーズに応える新たな価値を生み出していきたいと考えております。(459文字)

 

ESでは論理的に伝わる内容を書くべきであり、【①結論→②現状→③目標と困難→④取組み→⑤人柄】の順序で、箇条書きにしてからまとめるとよいでしょう。

また、ESについて【ブライダル業界ES書き方ガイド】でより詳しい書き方を紹介していますので併せて確認しておきましょう。

ブライダル業界の筆記試験対策・攻略法

ブライダル業界の筆記試験について、どのような試験を実施しているのかを把握して対策を行いましょう。

SPIなどの適正テストがメインになっていますので対策を怠らずに通過するようにしましょう。

ブライダル業界の主要企業では行われている筆記試験は以下となっています。

テイクアンドギヴ・ニーズ → 玉手箱

ツカダホールディングス → ​SPI(WEBテスティング)

エスクリ → SPI(WEBテスティング)

ノバレーゼ → 筆記試験、SPI、性格

アニヴェルセル → SPI(WEBテスティング)

ブライダル業界の面接対策・攻略法

面接のイメージ

 

よく聞かれる質問

ブライダル業界でよく聞かれる質問と回答のポイントを解説していきます。

  • 10年後、どんな仕事をしていたいか、キャリアプランを教えてください。
  • 結婚式への参加経験はあるか
  • あなたが幸せを感じるのはどんな時ですか?
  • お客様の信頼を得るために必要なことを3つ以上述べてください。
  • 理想の結婚式について述べてください。
  • 職業を選択するにあたって、あなたが今一番大切だと思っているポイントを教えて下さい。

10年後、どんな仕事をしていたいか、キャリアプランを教えてください。

この質問は仕事についてどの程度内容を理解しているかと、どのようなスキルを身につけて行きたいかを見られています。

以下のポイントを踏まえて回答しましょう。

  1. 回答を初めに伝える 
  2. 理由を実体験を用いて説明
  3. 自分自身の考え方についても説明

【回答例】
私はさまざまな現場での経験を経て、そこでの視点を重視出来るマネジメント職についていたいと考えます。マネジメント職には2種類のあり方が有ると考えます。一つは、マネジメントの経験を豊富に持っていること、もう一つは様々な現場を知っており、管理される側の視点を豊富に持っていることです。どちらのあり方も重要で優劣があるとは考えてはいません。ただ、私が所属するサークルでキャプテンを務めた際、前任のキャプテンの姿を誰よりも知っていることを評価され就任出来たという事実や、選手一人一人に寄り添ったチーム作りを意識したことでチームの絆が深まり、大会で入賞できる結果を出すことができた経験を踏まえると、私には後者のあり方が適していると考えました。以上の理由より、この10年間は、様々な現場を経験し、多くの視点をもてるようになりたいと考えています。

結婚式への参加経験はあるか

この質問では業界研究をしっかり行えているかと、自身の体験の中で結婚式のどの部分に最も関心を持っているかを見られています。

以下のポイントを踏まえて回答しましょう。

  1. 最初に自分の経験を伝える
  2. 経験を通じて何を感じたのかを自分の考えに基づいて伝える

【回答例】
はいあります。アルカンシエルさんでの結婚式でした。両親の友人の結婚式であったため、自分との関わりがあまり深くはない方の結婚式でありました。しかし感動するものがたくさんありました。その中でも特に心に残っているのは、両親への手紙のシーンです。それまでの結婚式の流れが新郎新婦の人生の生い立ちに合わせた演出になっており、最後がこの手紙でした。感動のクライマックスで、会場は感動に包みこまれました。結婚式は社会的な儀式という立ち位置ではなく、新郎新婦らしさを表現するためのものだと感じた披露宴でした。御社の大切にされている「新郎新婦に寄り添う結婚式」という企業ポリシーにまさにマッチする結婚式であったと感じています。高校2年生のときに経験したこの結婚式の記憶が、ウエディングプランナーを目指すきっかけとなりました。

 

ブライダル業界の面接で重要なのは「共感性」「発想力」です。

顧客の理想を形にしていく仕事であるため、人の考えや想いを理解できることが大切なのと、式場への愛を持って自信を持って顧客に伝えることが必要です。自分の経験やスキルはもちろんのこと、企業理解をしっかりした上で面接に臨みましょう。

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