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【映画業界ES書き方ガイド】読まれるESのポイントを徹底解説!

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映画業界ES書き方ガイド

華やかなイメージがある映画業界は就活生から人気の高い業界となっています。映画が好きで映画業界を目指す人も多いのではないでしょうか。

昨今では新型コロナウイルス感染症により大きな打撃を受けた業界のひとつになります。そのため、採用枠が少ない企業も多く、競争率が非常に高いです。


まずは映画業界について基礎知識や業界研究をしっかり行い、就活を有利に進めるためにも質の高いESを書き上げていきましょう。

映画業界の概要

映画業界の概要

映画業界の3つの分野

映画業界は「映画制作」「映画配給」「映画館運営」の3種類に分類されます。

映画制作

映画の企画や脚本制作、ロケ地との交渉、出演する俳優への交渉、撮影、編集など映画の撮影から編集まで一貫して行います。

映画配給

作品を買い付けて映画館などの興行先へ交渉します。予告編集や舞台挨拶等を行う宣伝も行います。

映画館運営

配給会社と映画館で上映する契約を行い、映画館利用者に向けて上映します。

映画業界の主な職種

分野ごとに職種を分けると、下記のようになります。

ここに記載している職種は一部であり、映画業界にはこの他にもたくさんの仕事があります。


映画業界には1人で完結する仕事は少なく、ほとんどの業務において人と関わる機会が多くあります。どの仕事においても「コミュニケーション力」が必要となります。

映画制作に携わる職種

ディレクター/脚本家/演出家/カメラマン/映像編集者/CGデザイナー/音響・照明スタッフ/美術スタッフ

映画配給の主な職種

買い付け/ブッキング/宣伝

映画館運営の主な職種

ボックス担当(チケット販売等)/フロア担当(フード・ドリンク販売等)/映写担当(映画上映の機器を扱う)

映画業界のES設問例

映画業界ES書き方ガイド 映画業界で頻出されるES設問例

1あなたが「松竹株式会社」を志望する理由を教えてください。(300字)(2019年 松竹)

2あなたの学生時代(小学生~大学生)を振り返って、あなたに一番影響を与えたもの(出来事、挑戦、失敗)と、それによってどう変化、成長したか具体的に教えてください。(2019年 松竹)

3学生生活の中で(ただし大学進学以降)、あなたが自信をもって「学んだ」といえることは何ですか。 具体的な行動やエピソードを交えながら記述してください。(1文字以上500文字以下)(2021年 東宝)

4映画・演劇業界でどのような仕事をしたいと考えていますか。志望動機も交えて記述してください。また、そこで活かされると思う経験や自身のキャラクターについても具体的に記述してください。(1文字以上700文字以下)(2021年 東宝)

5一番印象に残っているエンターテイメント(小説・映画・演劇など)と、その理由(2018年 東映)

設問例1:志望理由

あなたが「松竹株式会社」を志望する理由を教えてください。(300字)(2019年 松竹)

この質問は就活を行う上で必ず聞かれる質問のひとつです。回答次第で採否が左右されると言っても良いほど重要な質問となります。

企業が志望理由を質問する意図をしっかりと把握して他の応募者との差別化できるようにインパクトを与える内容にしましょう。


この質問では下記がみられています。

■企業への理解度を知る
企業は志望理由を通して応募者がどれだけ企業について理解しているかを知り、採否の判断材料としています。


■やりたいことが企業で実現できるのかを知る
応募者の将来のビジョンが企業で実現できるかを知ることで、企業への理解度を把握する狙いがあります。

また、やりたいことが企業の方針や事業内容とズレている場合はミスマッチが生じてしまいます。そのような事がないために応募者の方向性を慎重に聞いています。

回答例1

「人の心を豊かにする作品」を多くの人に届けたいと思い貴社を志望しました。両親が共働きだったこともあり、幼いころから映画を観る時間が多くありました。好きな映画から元気をもらうことが私の心の支えとなっていました。この幼少期の経験をきっかけに映画業界を中心に就職活動を行っていました。そんな中、貴社の説明会で謳っていた「エンターテインメントは心に不可欠」という言葉に、私自身エンターテインメントに救われ、常に映画が寄り添ってくれていたという思いが重なり、大変共感しました。映像事業部で映画の製作に携わり、自らの手でより多くの人々に感動を提供し、人の心を豊かにする作品を作っていきたいと考えています。(296文字)

回答例2

映画を通して、日本の文化を世界に広めたいです。大学入学後、興味本位で映画制作サークルに所属し、作品を通して作り手の感情や伝えたいことが映画を観たお客様に伝わっていくことに魅力を感じたことがきっかけで映画業界を目指しました。近年では映画はネットを通して世界へ配信することができます。日本の文化を題材とした映画を制作することで親しみやすい形で世界に日本の文化を発信することが出来、興味を持ってもらうきっかけ創りができると考えます。今日まで歌舞伎という文化を発信し続け、国の文化を誇りに思っている貴社だからこそ、日本文化を堂々と胸を張って世界へ広めることが可能だと考えます(283文字)

 

☝ワンポイント

志望企業のみに当てはまる理由を記述して企業への好意や熱意を具体的にアピールしましょう。

企業研究を徹底し事業内容や特徴を取り上げて、オリジナリティのある志望理由を意識しましょう。

設問例2:一番影響を与えたものと、どのように変化・成長したか

あなたの学生時代(小学生~大学生)を振り返って、あなたに一番影響を与えたもの(出来事、挑戦、失敗など)と、それによってどう変化、成長したか具体的に教えてください。(2019年 松竹)

この質問を言い換えると「あなた自身の価値観や考え方が大きく変わったとき」を質問しています。

この質問を通して応募者の価値観を見ています。大きな影響を与えた経験や失敗談はそう何度も訪れることはありません。


そのような中で、応募者自身の考え方や行動がどう変化したのかを知ることによって、企業にとってその人の価値観や人間性、考え方などを知る材料となります。


この質問では下記がみられています。

■応募者の価値観や考え方を知る
価値観を把握することで企業とのマッチ度の判断材料としています。

企業の方針や考え方と一致していれば入社後の活躍も期待することが出来ます。マッチ度が低いとモチベーションが保たれず早期退職の可能性があります。


■企業で活躍できる人材か知る
応募者の経験してきた内容を知り、今持っているスキルを把握する狙いがあります。そうすることで応募者が企業にとって必要な人材か見極めています。

回答例1

「塾講師として担当生徒の成績向上と志望校合格」へ生徒と共に挑戦したことです。私は塾講師のアルバイトにて生徒3名を担当していました。その内の1名が「難関校へ行きたい」と真剣に伝えてくれたことがきっかけで、生徒3名と第一志望校への合格に挑戦することになりました。私は必ず生徒の目標を実現させてあげたいという思いから授業に尽力し、目標に向けて2点のことを実行しました。1点目は苦手分野の克服です。苦手意識を持つ原因を究明し対策を徹底しました。2点目は授業内容の見直しです。目標達成へ逆算して学ぶべきポイントを取り入れた授業内容を構成しました。その結果、生徒3名の成績は上がりそれぞれの志望校にも合格させることが出来ました。この経験から私は、目標達成に向けて「逆算してきちんと計画を立て進めていくことの重要性」と「課題の原因を究明することの重要性」を学びました。貴社においても、学んだことを活かして目標に向かい計画を立てて効率良く働き企業の成長に貢献したいと考えています。

回答例2

私は高校生の頃、演劇部に入部したことで大きな変化がありました。入部を決めたきっかけは舞台で堂々と演技をする先輩を見て、自身の人見知りな性格を直したいと思ったからです。入部当初は恥ずかしさが抜けず人見知りを克服でいずにいました。そんな中、文化祭で演劇発表会を行うことになり思い切って主役へ立候補しました。先輩方の様に堂々とした演技を私も披露できるように何度も練習を繰り返し自信を身に付けました。迎えた本番では初めて大勢の前で演技することもあり緊張しましたが、それよりも培ってきた努力が自信となり思い切って演技をすることが出来ました。その後、人が変わったかのように人見知りがなくなり今では積極的に人と関わることを楽しむことが出来ます。私はこの経験から「出来ないことはない」「人と関わることの大切さ」の2点を学びました。自分の行動次第で結果は変わり、解決に向けての工夫や努力を続けることによって良い結果が出ることを身を持って体験しました。また、人と関わることで自分では気付かない事に気付く事が多くあり、知識が増えていくことも実感しました。貴社でも、このコミュニケーション能力を活かして様々な人と関わり、より多くの意見や考えを吸収しながら作品作りに向けて努力を継続できる人材として活躍したいです。

 

☝ワンポイント

先述したように企業は応募者が活躍できる人材なのかを見極めています。

従って、企業の求める考え方や価値観に沿ったエピソードを具体的に伝えることでより良いアピールに繋がります。

設問例3:学生生活の中で自信をもって「学んだ」といえること

学生生活の中で(ただし大学進学以降)、あなたが自信をもって「学んだ」といえることは何ですか。 具体的な行動やエピソードを交えながら記述してください。(1文字以上500文字以下)(2021年 東宝)

自信を持って学んだことを言い換えると「自分の強み」になります。この質問では学んで自分の強みになったことを具体的な内容でアピールする場となります。


この質問では下記がみられています。

■自分の強みを把握しているか知る
強みを把握しているということは自己分析がしっかりできていると判断できます。

自分を正確に理解できていれば、自分の強みをどのように活かせばよいのか分かり力を発揮してくれる期待ができるからです。


■企業が求める人材であるか知る
学んだ過程を知ることで応募者の人間性を把握できます。

企業に合った人材か判断すると同時に応募者の持っている強みが企業にとってプラスなものかどうか判断しています。

回答例1

私は野球部の活動で「役割を把握し自主的に行動する」ことの大切さを学びました。同部は全国出場常連校ということもあり、レベルの高い選手が多く集まっていました。レギュラーに選ばれるために日々練習に取り組む中、大学三年次の春にレギュラーを獲得することができました。ところが、夏の全国大会に向けて練習を続けていた最中に怪我をしてしまいレギュラーから外れてしまいました。突然のことにただただ落ち込むばかりでしたが、同じ目標に向かって努力を続ける部員を見て目が覚め、このままではいけないと思いチームのために今の自分にできることを考えました。そこで私は部員一人一人の打撃フォームをビデオで撮ったり、ライバルチームの分析をするなど裏方に回りチームを支えることにしました。その結果、部員の打撃のレベルアップやライバルチームの分析が活きて全国大会で3位の成績を残すことが出来ました。レギュラーになれなかった悔しさはありましたがその分チームの為に働こうと考え行動したことでチームで良い成績を残すことが出来、自分自身も前向きに成長することが出来ました。チームの中で役割を理解して行動することが重要かを学ぶことができました。(498文字)

回答例2

作品を制作する上で「作品に込めたメッセージの重要性」を学びました。私は大学で演劇サークルに所属し演劇の公演制作を行っていました。大学2年生の時に学園祭で公演する作品を制作した際、部員で楽しく演技することや自分達がやりたいことを中心盛り込んだ結果、公演後「何が伝えたい作品なのかわからなかった」という観客の声がありました。私は自分たちが演技をする中で楽しむことしか考えておらず観る側の気持ちや演劇だからこそ伝えられるメッセージ性を盛り込めていなかったことを深く反省しました。大学3年生になり学園祭で公演することが決まり、以前の反省を活かして、まずは演劇を通して伝えたいことをよく考え、観る側の気持ちを大切にして制作を進めました。その結果、公演後に「感動した」「私も行動してみようと思った」などのポジティブな感想をいただくことができ時に観る人の心を演劇を通して動かせたことに物凄い達成感を感じました。作品制作する上で、どのようにしたら伝えたいことが伝わるのかを客観的に考えることで作品にメッセージを乗せることができ、中身のある作品になることを学ぶことが出来ました。(480文字)

 

☝ワンポイント

経験から何を得たのかを述べることで自分の強みを明確に企業へ伝えることができます。

具体的に行ったことと、そこから何を学んだのかがしっかり伝わるような文章を意識しましょう。

設問例4:映画・演劇業界でどのような仕事をしたいと考えていますか。

映画・演劇業界でどのような仕事をしたいと考えていますか。志望動機も交えて記述してください。また、そこで活かされると思う経験や自身のキャラクターについても具体的に記述してください。(1文字以上700文字以下)(2021年 東宝)

この質問で応募者の人柄や企業への志望度を把握する狙いがあります。将来のビジョンが明確に伝わるように具体的な内容を記述しましょう。


この質問では下記がみられています。

■企業への志望度を知る
入社後の計画が立てられていることは就職して長く勤める意欲があると判断されます。

また将来のビジョンが企業の向かう方向性と類似していることで企業のことをよく理解していると判断され高評価を与えます。


■仕事への価値観を知る
将来のビジョンへ向けて応募者の考えを知ることで企業と同じ価値観を持っているかどうかを見極めています。


■自分を正確に理解出来ているか知る
将来のビジョンが明確に立てられている応募者は自分が何が得意で何が活かせるのか把握していると判断されます。

自己分析は就職活動において基本中の基本になるので、就職活動に真剣かどうか知ることが出来ます。

回答例1

マーケティング・宣伝担当として「日本のアニメ映画を世界に広める」ことを実現していきたいです。私は小さいころからアニメ映画を観に行くことが一番の楽しみでした。一緒に観た両親と帰りに映画の話で盛り上がる時間が楽しく、アニメは年代問わず、そして国内・国外関係なく楽しめるエンターテイメントだという点に魅力を感じました。日本のアニメ映画をさらに海外へ広めていくためには、海外企業との共同制作に積極的に取り組んでいくべきだと考えています。日本のアニメは海外でも人気があり作品の評価が高いことが特徴です。原作を大切にしつつ実写化する取り組みを併せてPRすることで、映画だけではなく日本の技術も世界に発信することができます。アニメを通じて、日本のことを「知ってもらう」「好きになってもらう」ための仕事を行っていきたいです。

御社はアニメ映画に強みを持っており、テレビ局との繋がりも大きく、宣伝に力を入れています。私が実現したい「日本のアニメ文化を広げる」という点において、大きなチャレンジができるのではないかと考え、御社を志望しました。私は携帯電話の販売を行っていた経験から、「人とのコミュニケーションの取り方」に自信があります。自分から積極的に提案していくこと、相手が求めていることを察知し主体的に動くことを心がけアルバイトを行ってきました。この経験を活かして多くの作品を海外に広めていけるよう、協力会社や制作チームと連携し発信していきたいです。さらには、日本のアニメ映画をきっかけに日本への愛情を有する外国人の獲得に貢献したいと考えています。(667文字)

 

☝ワンポイント

実現したいことがその企業で成し遂げられる内容ではなくてはいけません。

そのため企業研究をしっかりと行ってから将来のビジョンを立てましょう。そのうえで、自分の経験が企業で活かせることをアピールできたら高評価に繋がります。

設問例5:一番印象に残っているエンターテイメント

一番印象に残っているエンターテイメント(小説・映画・演劇など)と、その理由(2018年 東映)

この質問は応募者の人間性を把握するために質問されています。印象に残った作品に対して自分がどのように感じたのかを正直に述べることが大切になります。

採用担当者は応募者がどんなことに感動し、どんなことに興味を持つのかを知るために印象に残っている作品を聞いています。

人柄を把握したうえで企業とマッチする人材が見極める判断材料としています。

回答例1

「白夜行」という小説です。人生のすべてを捧げた少年と、すべてを懸けて応え続けた少女の残酷な運命の姿を描いた物語です。この小説を小学生の頃に読んだこともあり、同年代の主人公へ同情する気持ちと自分だったら違う行動をとるなど深く考えさせられ、この作品にのめり込んでいました。この作品に出会ってから世の中にはいろいろな考え方があることと、人の気持ちになって物事を考えることを学べたのでとても印象に残っています。入社後は映画を通して見ている人の人生観をも変えらえるくらい衝撃を与える作品を届けていきたいと考えています。

回答例2

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」です。印象に残っている理由は2つあります。1つ目は家族みんなで映画を見に行った唯一の作品だからです。家族揃って映画を観るのは初めてのことだったので幼かった私には大切な時間となりました。2つ目は映画を観終わったときの楽しかった気持ちやドキドキした気持ちが忘れられず、母親とずっと映画について会話をしたことがとても印象に残っています。映画制作をする際に、見終わった後も余韻に浸れるようなたくさんのワクワクやドキドキを届けられる作品作りをしたいと考えています。

 

☝ワンポイント

印象に残っている理由と自分のやりたいことが一致していることがポイントとなります。

自己PRの書き方

自己PRの書き方

自己PRの本質

自己PRとは、企業に対して「自分を売り込む場」といえます。

自分の強みや長所をどのように企業で活かせるか、どのように企業へ貢献できるかをアピールし、企業に必要な人材と思ってもらえるように自分を売り込む事が自己PRでは求められます。


自己PRで評価されるには、自分の人柄や能力を具体的に伝えて企業が求める人物像に合わせてアピールすることが重要になります。


企業が自己PRを聞く意図は3
あります。


1応募者が活躍してくれるか見極める

応募者を採用することによって企業にプラスの利益をもたらす人材なのかを強みや長所を聞いて見極めています。

そのためただ単に自分の強みや長所をアピールするのではなく、企業が求めている強みや長所を意識してアピールすることが大切になります。


2企業に合った人材か見極める

企業の社風や考えに合った人材かを見極めることによって活躍してくれるか判断材料としています。例えば応募者の強みが既存社員と類似していたら企業とマッチする可能性が高く活躍が期待できます。

反対にいくら優秀な人材でも企業との相性が合わない場合は早期退職の恐れがあるため前向きに採用を検討しません。


3自分を客観視できているか

自己分析は就職活動において最も重視して行うものなので、自己分析が出来ていないと就職活動への姿勢が悪いものと評価されてしまい、企業への志望度も低いものだと判断されてしまいます。

自己PRは自分を売り込む場なので、自分自身について正しく理解する必要があります。そのためには自分を客観的にも理解することが大切となります。

自己PRを書くためのポイント

求める人材に即した「強み」を決定する

企業へ自身の強みを伝える場合、企業のビジネスモデルを理解した上でどのような強みを求めているかを考え、自分の経験などに結び付けて伝えるようにします。


自己PRは大きく分けて3つに分類することができます。

  • 個人として努力し、成果を上げることができる
  • 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
  • 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲と協力しながら実現できる


アピールしたい「強み」を論理的に述べる

上記でまとめた自身の強みをより企業に対してわかりやすく伝えるために、下記の流れにまとめるとスムーズです。

(1)強み:あなたの強みは?

(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?

(3)強みを表す具体的エピソードは?

(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?

(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?

引用:unistyle

※自己PRを書く際のポイント

・注意点 ・アピールする強みに再現性を持たせること
・学生時代に頑張ったことと混同しないこと
・書き出しと締めの部分を意識すること

映画業界はどんな人材を求めているのか

映画業界の求める人材


映画業界は映画鑑賞を趣味とする人も多く就活生から非常に人気が高い業界となります。

映画を観たり動画を創ったりすることが好きであることが最低条件とし、それに加えて映画業界を目指す理由やその企業を志望する理由づけが重要となります。


そのうえで、企業がどのような人物像を求めているのか、自分自身に企業が求める人物像に当てはまるものがあるかどうかを把握
して就職活動を進めることが重要なポイントとなります。

また、求める人物像を把握することで企業とのミスマッチを防ぐことができ、自己PRや志望動機に役立てることができます。


映画業界全般的に求める人材の特徴として下記が挙げられます。

  • コミュニケーション能力
  • 映画への熱意
  • ニーズを捉えた企画力とグローバルな視点

コミュニケーション能力

制作においては脚本の意図を汲み取ったり関わるスタッフと息を合わせて一つの作品作りに挑むなど、コミュニケーションを取れる人材が求められます。

映画の買い付けを行う際に、相手の話を正しく理解し、こちらの意見もきちんと伝えることが出来るコミュニケーションが取れなければ買い付けを成功させることが出来ません。

社内外問わず様々な人と関わる仕事のため、コミュニケーション能力が必要とされています。

映画への熱意

映画業界に関わる上で、映画への情熱があることをアピールすることは最大のアピールポイントとなります。

また、作品を作り世界中の人に観てもらうために、作品の魅力やポイントを語ることが得意な人材が求められます。

「この作品を多くの人へ観てもらいたい」といった熱意が相手に興味を持たせるきっかけにもなるからです。

ニーズを捉えた企画力とグローバルな視点

動画配信サービスが充実しており映画館離れが嘆かれていましたが、近年ではX4DやMX4Dなどの新たな技術を取り入れる映画館も増えてきて興行収入や映画館の公開本数が増加傾向にあります。


そのため新たな技術や世の中のニーズをいち早く捉えて対応していく企画力が求められます。

また、日本の映画が海外で上映されることもあります。英語などの語学力が堪能だと即戦力となります。

☝ワンポイント

映画業界の仕事は1人では完結することができません。多くの人と関わりながら世の中へ広がって行きます。

どの職種でもコミュニケーション能力が長けている人材は重宝されるでしょう。

企業や職種によって求められる人物像は様々です。志望企業や志望職種の求められる人物像を把握し自分に素質があるかどうか確認しましょう。

 

上記でご紹介した求められる人材は、あくまでも業界全体での話となります。

ご紹介した内容にすべて当てはまる必要はありません。企業や職種によってはそれぞれ求めている人物像には違いがあるでしょう。

大切なことは他のどの企業でもなく、その企業だからこそ志望する理由、他の企業ではダメな理由を加えて採用担当者へアピールできるとより高評価を得られるでしょう。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。