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【生活雑貨業界研究|2023年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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生活業界研究

 

生活雑貨を扱っているお店を考えるとき、みなさんはどのお店を思い出しますか?

身近なところでいくと「無印良品」「LOFT」などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。


生活雑貨業界は、
今変革の佳境にいます。

無印良品を筆頭に、生活雑貨の枠組みを超え、生活をする上で必要な飲料水・食品などの食品カテゴリーの販売も含め、多様なニーズを拾えるように事業拡大をしようとしています。


ここでは生活雑貨業界について1から解説していきます。生活雑貨業界で働こうと思っている方は、参考にしてください。

生活雑貨業界について

生活雑貨業界とは


生活雑貨業界とは、衣類・文房具・健康用品など、生活において必要なものを数多取り扱っている業界です。

代表的な企業として、「無印良品」「LOFT」などが挙げられます。


低価格な商品を販売していることから、消費者も雑貨を手に入れやすいのが特徴です。また、ブランド独自の製品や「コップのふちこさん」などのユニークな商品も提供しています。


その他にもカフェを併設したり、衣類・飲料・食品など生活雑貨以外の製品など、利用者のニーズに合わせた商品を提供しています。

かつ、駅ビル・商業施設・アウトレットなど、人が比較的集まりやすいところに出店しているお店が多く存在します。


また、直近だと無印良品を筆頭に海外に進出している企業も少なくありません。日本のみならず、グローバルに戦っていく最中にあるというのが現状です。

生活雑貨業界の職種

生活雑貨業界の職種

販売職

販売職は店頭での商品の販売が主な仕事内容になります。


レジ対応や商品の宣伝に加え、商品のラッピングなど多岐にわたる仕事が存在します。

また、店舗の裏方業務も対応します。具体的には、季節ごとに店内の飾り付けをしたり、在庫が少なくなってきた商品の発注をしたり、検品や営業前後の掃除などをしたりします。


生活雑貨業界ではあらゆる商品の取り扱いをするため、それぞれの商品に対する理解・知識
が必要となってきます。加えて、その商品を顧客にわかりやすく説明する力も必要です。

営業職

店頭での販売とは違って、営業職は雑貨店用の商品を小売店に売る仕事になります。

主にB to Bの仕事であると認識しておきましょう。


基本的には自社が取り扱っている生活雑貨を中心に、様々な小売店に商談を持ちかけ、会社の利益を上げることが営業職の使命となります。

クライアントにアポを取ったり、商談の際に利用する資料の作成をしたりします。


様々な生活雑貨の知識を入れておくのはもちろんのこと、その魅力をしっかり伝えることができるかどうかが重要なポイントとなってきます。

企画・マーケティング

雑貨店で販売する商品に関して、1から企画していく仕事です。

加えて、企画をする際にどのようなニーズがあるかの市場調査をするマーケティング職も担当します。


具体的には、市場調査に加えて、国内・海外展示会での情報収集や工場視察、知的財産権の申請など、その他にも幅広い業務を担当します。

特に生活雑貨は、競合の商品と似てしまうこともありうるので、いかに独自性のある生活雑貨を作り出せるかが重要になってきます。


また、シーズンに合わせた商品の改善業務も対応したり、販売計画の立案をしたりします。総じて企画・マーケティング職は、売上にどうやったら貢献できるかを考える仕事です。

生活雑貨業界の市場規模

生活雑貨業界の市場規模

生活雑貨業界の現状

雑貨業界の過去8年間の業界規模の推移

雑貨業界の過去8年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

業界動向の調査によると、2019年度までに関しては右肩上がりで業界規模が拡大している状況でした。

無印良品を筆頭に、生活雑貨だけではなく食品や衣類など置く商品を多様化させたことが1つの理由として挙げられます。


また雑貨の種類も多様化したということも規模拡大の要因になります。例えば、グラスの中をおしゃれに見た目も楽しめる氷が作れると人気になったMONOS社の「ポーラーアイス」など。

機能的な商品や見た目重視の商品など様々な雑貨が増えたことから、生活雑貨の需要が増えたことが考えられます。


しかし、2020年を契機にガクッと市場規模が縮小しています。これは新型コロナウイルス感染症の拡大による影響だと考えられます。

緊急事態宣言が発足され、不要な外出を自粛するよう呼びかけがあったことから、外出する機会自体が減ったことが関係していると考えられます。


その結果、生活雑貨に対する需要も落ち、各社の売上も減ったと予測されます。ただし、これは一時的な落ち込みとなる可能性が高いので、徐々に生活雑貨に対する需要も増えてくるでしょう。

生活雑貨業界の動向

生活雑貨業界の動向

参入障壁が低く、ジャンルによっては競争が激化している

生活雑貨業界は商品1つあれば市場に参入でき、1個あたりの時間・金銭的コストもあまりかからないということもあるので、参入障壁は比較的低い業界だといえます。

しかしその分、参入するジャンルによっては競合が非常に多いところもあります。


また、無印良品やロフトなど、あらゆる商品をジャンルレスに扱っている大手のチェーンも多く存在しているため、それらの企業との差別化も図る必要があります。

加えて、トレンドの移り変わりも激しいため、顧客のニーズや時期によって求められる商品も変わってきます。

そのため商品の移り変わりも頻繁にあり、その都度新しい商品について企画していかなければならないという現状があります。

参考:しせいノート

多様化した消費者のニーズに対し、取り扱う商品も増えている

消費者のニーズは年々多様化しつつあります。それに伴って生活雑貨のみならず、生活に関連する衣類・飲食品・化粧品など、あらゆる商品を取り扱っています。


代表格は無印良品です。無印良品は上記で挙げたもの以外にも、ベッドやタンスなどの収納家具や家電・照明など生活に関連する商品を提供しています。

逆にいうと生活雑貨1本だけでは、需要的になかなか戦いづらいともいえます。

無印良品においても、雑貨の売り上げ不振が原因で、減益しています。そのため、さまざまな角度から商品を提供していくということが必要になってきます。

参考:BUSINESS INSIDER

高品質・おしゃれなどの高付加価値の商品を提供している

生活雑貨の中でも、高品質・おしゃれな商品を提供している企業が徐々に増えてきつつあります。


今治タオルはその代表例です。使い心地を追求した生地は消費者のなかで非常に強い支持を受けています。その人気は国内のみならず、世界においても人気を博しています。

今でこそ人気度が上がっている今治タオルですが、それ以前は産業消滅の危機に直面しており、国に対してセーフガードの発動要請をしていたとのこと。

この点、今治タオルは地方ブランディングの成功事例の1つともいえます。


その他にも容器の色を工夫したグラスであったり、インテリアを意識した雑貨のみを取り扱い販売する会社も出てきています。

また最近では、機能性が高いだけでなく、機能性とオシャレ度など、付加価値が高いものが好まれる傾向があります。


以上のことからも、消費者のニーズに一歩踏み込んだ商品の提供が求められています。今後も多彩なジャンルにて、便利で使いやすくオシャレな商品が求められるといえるでしょう。

参考:ITmediaビジネス

生活雑貨業界におけるトレンド・話題

生活雑貨業界のトレンドニュース

中川政七商店14代目、千石あや社長「『共感』が商品選択の基準になる」

消費者の商品選択に関する変化が起こっています。

工芸を生かした生活雑貨の企画製造・販売を行っている中川政七商店の14代目千石社長によると、商品選択の基準が変わりつつあるということが指摘されています。


具体的には、
消費者が主体的に商品を選択する流れに変わってきているとのこと。かつ、商品を選ぶ際の基準は「共感」と指摘しています。


つまり、作り手に対する「共感」が鍵だということをあらわしています。商品を作った背景であったり、商品に対する思いやストーリーを知った上で、消費者は商品に手を伸ばす傾向にあります。


今後も上記のようなストーリー/想いといった付加価値が、商品が売れる鍵となる可能性が高いです。どんな商品がヒットしているか、リサーチしてみることをおすすめします。

参考:ニュースイッチ

子どもの絵を生活雑貨や衣服に ナノポッケ、アイテム増へCF

子どもの絵を取り入れた生活雑貨を作成している「nano(ナノ) pokke(ポッケ)」は、アイテムの増強に向けた費用をクラウドファンディングで募っています。


前職でポスターやパンフレットの作成をしていた木田尚子さんが、その経験と幼い子どもが描いた絵を生かしたマグカップ・Tシャツ・バッグなどを受注生産しています。

加えて、地元業者や備前焼作家との連携も目指していて、近い将来には地元住民との共同のイベントも開催したいとのこと。


上記の子どもの絵を活用するといったことのように、生活雑貨にも様々な切り口が存在します。かつ、地域の人とのつながりを作れるということにもつながる可能性もあります。

生活雑貨を通して、地方創生の進展・社会のつながりを作ることにもなる1つの例です。

参考:山陽新聞 「子どもの絵を生活雑貨や衣服に ナノポッケ、アイテム増へCF

長蛇の列〜ロフトが初の海外直営店を上海にオープン、HEYTEAとのコラボ企画も

2020年の7月にロフトが初の海外直営店を上海にオープンしました。開店直後は長蛇の列になり、一時入場制限がされるほどの事態になったとのこと。


中国一号店では、ホーム雑貨やコスメビューティーなどの商品を3万点揃えている他、オリジナルデザインを手がける18の中国ブランドを扱っています。

ニッチな商品を幅広く取り扱っているロングテール手法をとっており、多くの消費者の好みに合うような商品を提供しています。


また、中国に出店するにあたっては以前より機会を伺っており、人気ブロガーのライブ配信という形で中国市場進出への手応えを確かめた上で進出を決定しました。

この同ライブ配信の視聴者数は17万人に達し、これを受けてロフトは2020年に中国で出店する計画を打ち出しています。

ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、上海店のオープン発表は直前発表という結果になりました。


「無印良品」や「niko and・・・」など、海外進出を図っている大型雑貨チェーンはどんどん増加しています。

加えて、世界の情勢や地域によって反応も違ってくるので、各企業がどのような行動をしているかチェックしておくと良いです。

参考:36Kr Japan

「100円ショップ」は時代遅れ!?「300円」ショップが急成長している理由

100円ショップ・大手インテリア雑貨の競合にもあたる、「300円ショップ」が急成長しています。


300円ショップでは、商品にデザインをつけたり、ちょっとしたおしゃれな雰囲気を出させたりと、100円ショップの商品に付加価値をつけたような商品を販売しています。

若い女性を筆頭に、100円ショップでは物足りないという層の人が300円ショップを利用しているという現状です。ただ、自粛が続いたことによる節約疲れからきた反動で商品を購入しているとも捉えられることも。


とはいえ、300円ショップはまだまだ発展途上の段階にあり、新たに市場に入ってきた形態のものになります。スリーコインズミカヅキモモコなど、300円ショップの代表的な企業を随時チェックしていくといいでしょう。

参考:DIAMOND ONLINE

生活雑貨業界における主要企業の解説

生活雑貨業界の主要企業解説

良品計画

社名

株式会社良品計画

設立

1989年6月

本社所在地

〒170-8424 東京都豊島区東池袋4-26-3

資本金

67億6,625万円

従業員数

18,163名

平均年収

565万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

「無印良品」を中心とした専門店事業の運営/商品企画/開発/製造/卸しおよび販売

株式会社良品計画は、「無印良品」というブランドを中心に生活雑貨を提供している企業です。

生活雑貨事業のみならず、カフェミール事業・キャンプ事業・住空間事業など、さまざまな方向で事業展開しています。


無印良品が始まったきっかけは、「わけあって、安い。」をキャッチコピーとし、従来の商品企画から外れるような企画です。

そこから、「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」の3つを守りつつ、いろんな商品を作り、世に提供していったのが大まかな成り立ちです。


現在では国内のみならず、アメリカ・中国・香港などの国外に対しても進出しています。

グローバル、かつ、生活雑貨というジャンルで戦いたいという学生の方にはおすすめの企業です。

LOFT

社名

株式会社ロフト

設立

1996年8月8日

本社所在地

〒102-0073

東京都千代田区九段北4丁目2番6号 市ヶ谷ビル3.4.6.7階

資本金

7億5,000万円

従業員数

5,113名

事業内容

雑貨専門小売事業

ロフトはバラエティ・携帯・キッチンなどの様々な雑貨を販売している企業です。全国に店舗を展開しており、その数2021年12月時点で140店舗ほどになります。


個別でバラ売りをするのはもちろんのこと、様々な企画をもとに複数の商品をパッケージ化するという取り組みもされています。

例えば、サステナブルな生活を体感してもらいたいという思いの元、「Flowers specimen」という限定アイテムを販売しています。


店舗によっても、売り場の形式や売っているモノも違ってきます。そのため、各店舗によって店内のコンセプトも若干変わってくるという特質があります。

1から店舗づくりに携わっていきたいという方や、売り場づくりを体感したいという方にはおすすめの企業です。

東急ハンズ

社名

株式会社東急ハンズ

設立

1976年8月28日

本社所在地

〒160-0022

東京都新宿区新宿6-27-30

新宿イーストサイドスクエア

資本金

4億円

従業員数

2,469名

事業内容

住まいと住生活・手づくり関連の製品・道具・工具・素材・部品の総合専門小売業

東急ハンズは住まいに関する製品や生活雑貨を販売している総合型の企業です。海外拠点やFC店も合わせると、60店舗ほど展開しています。

東急ハンズの他にも「ハンズ ビー」というライフスタイルショップの運営もしています。


不動産を強みとしている東急グループが親会社であるということもあり、住まいに役立つ雑貨が多いのが特徴的です。清掃用具やキッチン周りなど、主要な雑貨は一通り揃えています。


東急ハンズではSDGsに関する取り組みもしています。その例として店舗周辺にある子ども教室でハンズスタッフによる出張教室「ハンズヒントクラブ」があります。

紙粘土や段ボールを使って工作することが主な内容で、活動全体を通してモノを大切に扱うことやモノ作りの楽しさを学んでもらおうというのが大きな目的です。

生活雑貨業界における主要企業の採用動向

生活雑貨業界主要企業の採用動向

良品計画

求める人材
  • 成長意欲がある人
  • 誠実さ・倫理性・判断力を大事にしようとする人
  • 仕事を通じて社会の役に立ちたい人

1つは早く一人前になろうと考え行動する、といった成長意欲がある人が求められています。一つひとつのことに対して地道に努力できる方や目標に向かってコツコツと頑張れる方が向いています。


また、誠実さ・倫理性・判断力を大事にしようとする人も良品計画に求められています。

社会にとって正しいことをすることを価値観の1つとして上げているため、誠実であることや基準を持って判断することが求められます。

そのため、何かに対して真摯に向き合える力人間性の高さが重要になってきます。


これらを総合して良品計画でもっとも重要視されている価値観は、「仕事を通じて社会の役に立ちたい人」です。

そのため人・社会のために、親身になって貢献できる方が良品計画に向いているといえます。

LOFT

求める人材
  • 自分の独自視点でものごとを考えることができる方
  • 素直で柔軟な方
  • フットワークが軽く、好奇心旺盛にチャレンジできる方

LOFTは、店舗によって商品の配置や仕入れる物が違ってきます。これはその地域によってニーズがあるものや流行っているものが違ってくるからです。

かつ、売り場の配置に正解はないので、常に今の売り場でいいかどうかを考える必要があります。


その点、自分の視点でお店がどうあるべきか常に考える必要があります。このことからも独自視点でものごとを考えられることが重要です。

もちろん、その視点をもとに、実際にお店を改善していくチャレンジ精神も必要になってきます。


また市場の動向や消費者の好みは、時代によって変わっていくことが想定されます。この点、1つの考え方に固執することなく、素直で柔軟に捉えることができる方が求められています。


総じて、自立して考えることができる方・素直な方をLOFTは求めているといえるでしょう。

東急ハンズ

求める人材
  • さまざまなことに好奇心を持って取り組める人
  • 自ら考え、責任と熱意を持って行動できる人
  • 周りの人と協力しながら行動に移せる人

1つの観点は、様々なことに好奇心を持って取り組める人です。

これは、人がどのようなものに興味をもつか観察する力や、どういう好みを持っているかを知る力が必要だからです。そのため知ろうとする姿勢自体が重要になってきます。


また、自ら考え、責任と熱意を持って行動できる人も求められています。売り場のトレンドも消費者のトレンドも日を追うごとにどんどん変わっていきます。

そのため、消費者が何を欲しているかを考え、それをもとにどういう商品を並べるかという行動まで落とし込む必要があります。


加えて、それらのことは1人で全てできるわけではありません。特に売り場ですので、周囲の連携が必須となります。そのため、周りの人と協力しながら行動できる人が求められています。

生活雑貨業界の採用スケジュール

生活雑貨業界主要企業の採用スケジュール

良品計画の選考フロー

  1. プレエントリー
  2. エントリーシート
  3. Webテスト・適性検査
  4. 一次面接
  5. 二次面接
  6. 最終面接
  7. 内々定

Webテスト・適性検査は言語・非言語・性格診断の3つになります。ちなみに過去の受験者によると、時間配分は言語30分・非言語40分・性格診断無制限とのことです。市販のSPIに関する参考書を1冊仕上げておきましょう。


良品計画は、複数回にわたって面接があります。いずれも個人面接であることがほとんどです。

ただ、一次面接に関しては集団面接か個人面接のいずれかです。どちらでも対応できるようにしっかり準備をしておきましょう。

LOFTの選考フロー

  1. Webセミナーの案内
  2. エントリーシートの提出
  3. 適性検査・能力テスト受検
  4. 一次選考(録画動画選考)
  5. 二次選考
  6. 最終選考

LOFTはほとんどの採用活動がWeb上で進められます。実際に現地にいくのは、最後の最終面接だけですので、それ以外は基本自宅で選考を受けることができます。

中でも一次選考は、録画動画選考という少し珍しい選考方法です。これは、あらかじめ用意された設問に対して、自分の回答の録画を撮影し、アップロードするという方式です。

録画形式ですので、回答に対してしっかり考えた上で回答することができます。


面接においては、「LOFTに入社して実現したい夢」など、企業に入って何をやりたいかが聞かれます。そのため、自分がやりたいことをリストアップし、しっかり深掘りしていくようにしましょう。

東急ハンズの選考フロー

  1. エントリー
  2. WEB体験型説明会
  3. 適性検査
  4. WEB1次面接
  5. WEB2次面接
  6. 最終面接(東京)

東急ハンズは、面接の回数が非常に多くなっています。中でも、個人面接のものもあれば、グループディスカッション型の面接もあります。

集団面接の場合は2021年度を例にすると、事前に課題が送られ、それに対して自分の発表をするという形式でした。


2021年においては、1次面接・2次面接ともにWEB形式となっています。ただし、2022年以降も継続してWeb面接かどうかは定かではないので、企業からの情報を随時チェックするようにしてください。

生活雑貨業界のインターン情報

生活雑貨業界主要企業のインターン情報

良品計画のインターン

良品計画は、お店作りや売上管理などの店舗運営・商品開発部の企画から開発までの流れなど、良品計画の仕事を体験できるインターンシップを開催しています。


Webで開催され、1dayの短期型インターンシップです。良品計画の企業情報やちょっとしたワーク・トークセッションなど、良品計画について理解を深められるプログラムが組まれています。


まずは、良品計画がどのような仕事をしているか知りたいという方に向いているインターンシップです。

社員によるフィードバックもついているので、今の自分の実力を試したいという方にもおすすめです。

LOFTのインターン

ロフトは、新規事業立案をするタイプのグループワーク型インターンシップを開催しています

インターンの期間は2日間で、いわゆる短期型のインターンシップです。


お題に対してチームで企画案を作るという内容のものになります。

2021年度に開催されたものだと、「お店のある一角に、お客様をより多く呼び込むための新しいコーナーを企画するという」ものです。

グループワークですので、周りと協調してものごとを進めることができるかどうかが見られます。


また、LOFTのことはある程度知っていて、アウトプットに関する経験を摘みたいという方にはおすすめのプログラムです。

参考:「ONECAREER

東急ハンズのインターン

東急ハンズは、1日半にわたる就業体験を目的としたインターンシップを開催しています。

東急ハンズの理念・事業内容など、導入の研修が最初にあります。研修が終わったら、実際に店舗の実習やグループワークに取り組みます。


2日ほどで東急ハンズについて深く知ることができるプログラムが組まれています。そのため、全く東急ハンズのことを知らないという方にもおすすめできるインターンシップです。


もちろん、グループディスカッションなどもありますので、しっかりアウトプットをしていきたいと思っている方にもおすすめできます。

東急ハンズに対して少しでも興味がある方は、まず応募から始めてみましょう。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。

業界研究の3STEP


(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

生活雑貨業界の業界研究

生活雑貨業界の業界研究

 

前述した上記の3つのステップで分析を進めていきましょう。

(1)業界全体を知る

まずは、生活雑貨業界の全体を知ることが重要です。

生活雑貨業界の中でも、大手生活雑貨専門店その他の雑貨店に大きく分けることができます。

種類

企業名

大手生活雑貨専門店

良品計画・バルス・ロフト・東急ハンズ・スタイリングライフ ホールディングス・

パスポート・京王アートマン

その他

大創産業・チューオースーパー・音通・株式会社ナガサワ文具センター・株式会社ナガサワ文具センター

大手生活雑貨専門店は、いわゆる規模感の大きな生活雑貨店です。あらゆる種類の雑貨を取り扱っています。

簡単にいうと総合商社のようなもので、ある程度の商品は基本的に揃っているというのが、大手生活雑貨店の特徴です。

その他の雑貨店は、大手ほどの品数ではないが幅広く商品を取り扱っているところ・特定の商品に特化して商品を売っているところの2つに分かれます。

例えば、文具センターは文具に特化した商品を売っている雑貨店の1つです。

(2)業界の深掘りを行う

生活雑貨業界においては商品を開発し、実店舗で販売というのが主な流れです。基本的な業務内容はどの企業においても大きく変わりません。


生活雑貨業界はトレンドの入れ替わりが激しく、消費者のニーズも変わりやすい業界でもあります。

そのため、常に業界全体の動向を見る必要があるのと同時に、消費者が何に興味を持っているかをしっかり追っていく必要もあります。

例えば、スリーコインズという300円ショップが急成長しています。100円ショップとは異なり、商品にキャラクターを描いたり、ちょっとおしゃれな商品を提供したりしていることから、女性を中心に人気が出てきつつあります。


この点、300円ショップという形態は、100円ショップや大手のインテリア雑貨を取り扱っている企業との競争関係に入ったといえます。

もちろんトレンドの入れ替わりが激しいので、企業の参入も頻繁にあります。新たに参入した企業も随時チェックしていくのがおすすめです。

(3)業界の最新の動向を把握

生活雑貨業界において、「高品質・機能性」路線やニッチな商品の提供・生活雑貨と生活に関わる商品を売ることが最新の動向になります。


高品質・機能性に関しては、いわゆる一般的な生活雑貨が浸透したことから、さらに良質なサービスを提供するという意図で商品を打ち出していると考えられます。

他社との差別化を図るというのも1つの狙いです。代表的なものとして、今治タオルやマリメッコなどが挙げられます。


また、消費者のライフスタイルが多様化したということも踏まえ、ニッチなターゲットにうける生活雑貨も提供しています。

さらに、生活雑貨のみならず、生活に関連した商品も販売しているのが最新の動向の1つです。具体的には、ベットやイスなどの家具が挙げられます。

以上のことから、「高品質やニッチな商品で差別化を図る」「生活に関連した商品も提供する」というところが生活雑貨業界における現状といえます。

生活雑貨業界のES対策・攻略法

生活雑貨業界のES対策

ESのまとめ方

エントリーシートを書く上では、大きく次の2点を意識して書いていくようにしましょう。

・なぜその会社を志望しているのか

・自分の人物像

エントリーシートは、その人物を表す情報が詰まっている書類です。

そのため、「他の就活生と違って自分は何が得意か」「他の就活生と比べて何ができるか」ということを端的に記載する必要があります。


もっとも重要なのは、できるだけ簡潔に分かりやすく記載することです。

面接官は1日に何枚ものESを目にすることになるので、難しい単語ばかりだったり、分かりにくい文章だとそもそも内容が伝わらない可能性が非常に高いです。

最悪の場合、ESの時点で最後まで読んでもらえずに落とされるということもあります。そのため、できるだけ平易な文章で記載するようにしましょう。

生活雑貨業界におけるESのポイント

生活雑貨業界におけるESのポイントは、「雑貨に対する思い・雑貨を作って成し遂げたいこと」を記載することです

自宅内の雑貨にこだわっている方や昔から雑貨が好きな方は、それと絡めてESも作成するとなおいいです。

ポイントは「なぜ雑貨を好きになったか・どういうところに惹かれたか」をしっかり記載するようにしましょう。


以下では良品計画を対象にした場合のESを作成してみました。次の例文を参考にESを作成してみましょう。

<例文>

雑貨というものを通して、日々の生活を便利にし、生活に彩りを付けてで人々の生活を豊かにしたいと考えている。

雑貨が好きで昔からずっと集めているのだが、雑貨はかゆいところにも手が届くようなちょっとした便利さがあると思っている。かつ、置いておくだけで部屋の雰囲気が変わり、自身の生活に彩りをつけることができると思う。

中でも無印良品の製品はシンプルで使いやすく、生活がスタイリッシュになるような気持ちになる。そのため、良品計画に入社して、同じような体験を消費者の方にしてもらいたいと思っている。

生活雑貨業界の筆記試験対策・攻略法

生活雑貨業界の筆記試験対策


生活雑貨業界の筆記試験の内容は、
主に「SPI(言語・非言語)・玉手箱・Webテスト」の形態が多いです。

市販で売られている参考書で問題ないので、1〜2冊ほど目安に試験対策をきっちりしておきましょう。

また中小企業の中には筆記試験がないところも多数存在します。そのため、面接対策に集中することができます。

もちろん筆記試験が100%ないとは言い切れませんので、自分が受けたい企業が決まったら必ず過去に出された問題をチェックしておきましょう。


生活雑貨業界においても、早期の採用終了が相次いでいます。

そのため、間に合わなかったということがないように、採用のスケジュールを確認してできれば2ヶ月前からじっくり準備を進めていくようにしましょう。

生活雑貨業界の面接対策・攻略法

生活雑貨業界の面接対策


生活雑貨業界の面接でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • なぜ生活雑貨業界を選んだのか
  • なぜ生活雑貨業界の中でも〇〇なのか
  • 自己PRについて
  • 自身の強み・弱み
  • これまで頑張ってきたことについて
  • よく行く〇〇の店舗とその店舗の問題点
  • 〇〇の衣服を買ったことはあるか

なぜ生活雑貨業界を選んだのか

なぜ生活雑貨業界を選んだのかは、どこの企業の面接を受けても聞かれやすいことなので、しっかり答えられるようにしておきましょう。

答える際のポイントとしては、「生活雑貨業界にいこうと思ったきっかけ」と絡めてエピソードを話すことです。


「普段から雑貨を集めていることがきっかけで生活雑貨業界にいこうと思いました。雑貨を集めているうちに、雑貨に対する愛着がわき、雑貨を作って届ける立場に立ちたいと思うようになりました。以上のことから、生活雑貨業界にいこうと思いました。」など。


この他にも、雑貨を通じて自分が感じたことを簡単にまとめ、なぜその業界を選んだかを答えられるようにしておきましょう。

よく行く〇〇の店舗とその店舗の問題点

過去に良品計画で聞かれた質問です。これは選考を受ける企業のことが好きかどうかがみられている質問となります。

前提として、どこの店舗にも行ったことがないという回答は避けた方がいいです。

そもそもその企業に興味がないとみなされて、落とされてしまう可能性が高いからです。そのため、必ずどこかの店舗は事前に利用してみるようにしてください。


その上で、自分がよく行く店舗と問題点について言及するようにしましょう。

ここで重要なのは、問題点の言及だけで留めず、自分なりの解決策まで提言するということです。

問題点のみの言及だと、面接官によっては不満だけを言われているとも解釈されかねません。

このことから、具体的にどうしたらいいかも提言すると説得力が上がります。かつ、自立して思考ができるとアピールすることも可能です。


まずは自分が受けようと思っている企業の店舗をいくつか利用してみてください。その上で気になったところをメモしておき、解決策も準備しておくといいでしょう。

海外の〇〇店舗に配属になっても頑張れるか

過去に良品計画で聞かれた質問です。無印良品やLOFTを筆頭に、海外進出がどんどん進んでいます。そのため、海外に配属される可能性もあるのです。


基本的には「頑張れる」という意思表示をするようにしましょう。

もちろん企業側からすると、やる気がある人とない人であれば、やる気がある人から採用していきたいのも事実。そのため、どこでも働けるというタイプの人材が好まれます。


語学に自信のある人は、「英語ができることを仕事に活かしていきたい」ということをアピールするのも良いでしょう。

また「持ち前のコミュニケーション力」や「目標に向かって努力する力」など自分の強みに絡めて回答できるとより良い印象を与えることができると思います。


単純に英語ができないからという理由では、やる気がないとみなされかねません。

今は英語が不得意でも「配属の可能性があるのであれば、語学に力を入れ学習します」という前向きな姿勢を見せることが大切です。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。