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【総合商社業界研究|2021年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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2021年最新版総合商社業界研究


「総合商社業界」は就活生からの人気も高く、比較的競争の激しい業界です。

しかし、総合商社の具体的な業務内容や選考対策について、「いまいちよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。

総合商社の主要な事業は大きく2種類で、「トレード」「事業投資」です。


この記事では「総合商社業界」に焦点をあてて、5大総合商社の採用動向やES、面接対策についてなど詳しく説明していきます。

総合商社業界の業務内容や特徴を理解した上で、自分には何が向いているか、どのように働きたいかイメージしながら業界研究を進めていきましょう。


また、商社業界のもう1つの分野として「専門商社」があります。

専門商社業界についても把握しておくと、総合商社と比較した特徴や強みの違いがわかり、「商社」について理解を深めることができます。

専門商社については、別記事にて詳しく解説しているので一緒にチェックしておきましょう。

>>「専門商社業界研究」の記事はこちら

総合商社業界について

総合商社業界のについて

総合商社とは

総合商社とは、取り扱う商品やサービスの分野が多く、事業規模が大きい「商社」のことをいいます。

特定の分野に縛られず広く事業を展開しているのが特徴です。


ちなみに「商社」とは、国内の物資販売や輸出入貿易の業務をメイン事業とする商業会社のことです。

一方で、事業分野を一部に絞り、特定の商品やサービスに特化した商社を「専門商社」といいます。


総合商社は「流通(貿易・販売・物流)」や「金融」などの分野に特化した多くの子会社を持ち、巨大なグループ企業として存在しています。

総合商社の事業内容

総合商社の主要事業は大きく2種類で、「トレード」「事業投資」です。各事業のビジネスモデルや特徴について見ていきましょう。


■トレード

トレードは、総合商社の代表的なビジネスモデルです。

これはいわゆる「仲介業」で、商材の買値と売値の差額や仲介手数料から利益を得ています。


この業務の特徴は、ただ仲介して販売するのではなく、「付加価値」をつけて販売している点です。

市場調査や企画宣伝、安定供給といった流通・販売に関する様々なサービスを提供することで、商材に付加価値を付けて販売に繋げています。


扱う商材を限定することなく、利益が見込める分野に積極的に参入していく点も特徴の1つです。


■事業投資

事業投資は、事業成長や利益の拡大が見込める企業に投資をして市場を拡大し、長期的に利益を出す業務です。

海外の油田や鉄道といった工業開発や、天然ガスの開発事業などへの投資が代表的な例です。


また、近年では小売業者への事業投資を強化する商社も多く見受けられます。

5大商社である「伊藤忠商事」「三菱商事」などは、過去数年間でコンビニエンスストアの「ファミリーマート」「ローソン」を子会社化しています。


かつての商社はトレード事業に重心を置いてビジネスを展開していましたが、インターネットの発達により自ら商品を調達する手段が多様化したため、「仲介業」の市場が縮小してしました。


これにより、
近年「事業投資」に注力する商社が増えてきています。

総合商社業界の主な職種

総合商社業界の主な職種

営業

営業は、顧客のニーズに沿って販売活動や企画を行う職種です。


自社の製品やサービスの販売はもちろん、新規事業や企画立案にも携わります。花形として人気のある仕事といえます。

新規営業、ルート営業の両方を行い、顧客との関係性を築いていきます。自社商品を正しく理解し、適切に売り込むことが重要な仕事です。


コミュニケーション能力相手の意図を汲み取る力セールススキルに優れている人は活躍が期待できます。

営業事務

営業事務は、営業担当者の業務をサポートするのが主な仕事です。


電話対応や受発注に関する各種手続きを担当してサポートしていきます。
営業担当者の意図を汲み取り、しっかり連携しながら業務を進めていく必要があります。


相手の意図を汲み取る力協力・連携が得意な人に向いている職種といえます。

また、他者をサポートするような仕事に興味がある人にもおすすめです。

貿易事務

貿易事務は、商材の輸出入に関する様々な手続きを担当する職種です。


企業によっては営業事務に含まれている場合もあります。

具体的な仕事は、税関を通すための手続きや輸送の手配、顧客との連絡や納品管理などです。


総合商社の貿易事務は、英語での電話対応やメール、書類作成なども行います。
そのため、コミュニケーション能力語学力が求められる場合も多いです。


また、輸出入を計画通りに行うため、スケジュール管理能力なども必要となります。
視野が広く、マルチタスクに強い人は活躍できそうです。

事業企画

事業企画は、新規事業立ち上げ時の企画立案や、事業計画を立てるのが主な仕事です。


どんな事業を立ち上げ、どのように事業を進めていくか計画を練るため、現状を把握・分析する力や先を予測する能力が求められます。

事業投資についての企画立案も担当するため、責任の大きい仕事といえます。場合によっては顧客企業の経営企画に携わることもあり、活躍の場は広いです。


優れた分析力・判断力と、先を予測する力のある人に向いている職種です。裁量の大きい仕事をしたい人は挑戦してみるといいでしょう。

総合商社業界の市場規模

総合商社業界の市場規模

市場規模の推移

総合商社業界の過去3年間の業界規模の推移

総合商社業界の過去3年間の業界規模の推移(参考:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)


2020年から2021年の総合商社業界の業界規模(主要対象企業8社の売上高の合計)は50兆7,955億円。


2020年の総合商社業界は歴史的な資源価格の下落により、資源金属分野で大幅な落ち込みを記録しました。

また、新型コロナウイルスの影響も受けており、それまでは安定的な収益源であった食品事業・コンシューマ事業においても減収を避けられませんでした。


一方で、2020年から2021年にかけては原油・銅といった資源価格が一転して急上昇しており、今後の市場活性化、及び各企業の業績回復に期待が持たれます。

現状・動向

近年の総合商社業界は、浮き沈みが大きく、資源事業への投資にシフトしている企業が多く見られます。


これまでは貿易業務が収益の核となっていましたが、海外事業が多いため世界経済の動向に左右されやすく、収益の柱を多様化することで安定した売上を確保する流れが強まっています。


直近数年でエネルギー事業などに積極的に取り組む企業も多く、増益の期待もありましたが、2020年の世界的なコロナ禍により業績が悪化した企業も多くありました。

しかし、エネルギー事業への投資においては、先進国や新興国共に今後の需要が拡大していくと予想されており、市場回復の兆しは十分にあります。


IoTやAIなどの開発や発展、新興国の経済成長に伴い世界各国で電力を必要とする機会が増えているため、石油や石炭、原子力の需要が高まる他、電気自動車の普及によって必要となる蓄電分野も需要が拡大されると予想されています。


また次世代エネルギー分野も注目を集めており、今後の伸長に期待を寄せる企業も多くあります。


総合商社業界ではエネルギー事業へ投資する動きがさらに強まっていくでしょう。

2021年以降の「資源価格の急上昇」という追い風もあるので、今後数年での市場回復に期待です。

参考:業界動向サーチ

総合商社業界の歴史

総合商社業界の歴史


現在の総合商社の起源は、江戸時代だと言われています。


明治時代から戦後までは貿易事業(物流)を中心に展開して成長していく商社が多くありましたが、その後の不況を乗り越えるため、多角的に様々な分野の事業を展開するようになりました。

それが現在の「総合商社」です。

商社の起源

商社の起源は、江戸時代の末期に坂本龍馬が勝海舟と共に組織した「亀山社中」という海運会社だと言われています。

亀山社中は物資の運搬や貿易の仲介を主な事業としており、武器の輸入なども行っていました。

終戦以前

戦前の総合商社は「三井物産」、「三菱商事」の財閥系の2社が代表的でした。

2社とも明治時代には存在しており、明治時代の三井物産は、主要事業として石炭の販売やお米の輸出、軍で使う遷移の輸入などを手掛けていました。


明治時代末の三井物産は日本の輸出入の20%のシェアを占めており、最大の貿易会社となっていました。

また、石炭の輸出に関しては三菱商事でも主要事業として行っており、当時の貿易事業の中心的分野だったと考えられます。


財閥系以外の商社として、「伊藤忠商事」「丸紅」の前身も明治時代に設立されています。

大阪で「紅忠」という名前で創立された企業が、伊藤忠商事と丸紅に分かれて現在の2社になりました。

戦後から1950年代まで

戦後になると、三井・三菱に「解散命令」が下され、2社は解体されてしまいました。(三井は約200社程度、三菱は約140社程度に分解)


しかし、1950年になると解散命令が緩和され、多数の会社に分裂していた三菱商事と三井物産が再び勢力を拡大しました。

そして、1950年の朝鮮戦争をきっかけに輸出事業が飛躍的に発展。商社は、日本の海外市場の開拓において、最前線に立つ役割を果たしました。

高度成長期の1960年代

輸出事業が急速に成長し、それに伴い商社も事業を拡大していきました。


技術革新と消費社会の時代に入り、日本の製造業においては最先端の機械や技術を手に入れることが重要とされる時代でした。

この時代の商社は、日本でニーズがある最新の設備や様々な機械、技術を輸入することで発展。

海外メーカーの商品の販売なども手掛けることで、日本国内の経済・輸出入の成長に大きく貢献しています。


事業分野にとらわれず様々なものを輸出入するようになったことで、多くの商社が総合商社となった時代です。

1970年〜80年代

1970年代は、オイルショックにより高度経済成長が終了、日本も不況に陥りました。総合商社も不況の影響を受け、日本経済も1980年代半ばまで不況が続きました。


しかし、1986年からは「バブル経済」の時代に突入し、日本全体で市況が好転。

総合商社も、これまで主軸としていた貿易事業以外の金融事業などの展開を始めました。

バブル崩壊から1990年代

1990年に入ると、バブル経済が崩壊して日本経済全体が再び不況に陥ります。

当然、総合商社の市況も落ち込みを見せましたが、食料分野やエネルギー分野、住宅関連の分野など様々な新規分野へ参入することでこの不況を乗り切りました。

2000年代〜現在まで

創立当初は貿易事業のみ展開をしていた総合商社ですが、度重なる好況・不況により様々な分野の事業を展開するようになりました。

特定の分野・事業にとらわれず、時代背景に合わせて事業を拡大してきた結果が今日の総合商社です。


特に近年ではエネルギー事業やIT事業に注目しており、今後どのように業界が発展していくのか注目です。

総合商社業界におけるトレンド・話題

総合商社業界のトレンド情報

環境省が脱炭素の長期戦略見直しを本格化

環境省は、地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」に基づく長期戦略の議論を本格化しました。

2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにする方針を盛り込み、水素エネルギーなどの普及を通じて環境保全と成長の実現を目指すと発表しました。


総合商社は水素エネルギーや他の新エネルギーにも投資をしているので、今後もエネルギー事業が大きく発展していく可能性を秘めています。


また、国として「エネルギー」を本格的に見直していくので今後のトレンドとなっていくでしょう。

これからの世の中はどのようなエネルギーが不要となり、どのようなエネルギーのニーズが高まっていくかを自分なりに考えておきましょう。

参考:日本経済新聞「50年脱炭素へ長期戦略 環境省、見直し作業本格化」

三菱商事、資源高で過去最高純利益

三菱商事は、2022年3月期の連結純利益見通しを7400億円へ上方修正しました。


これには資源価格の上昇が関係しており、従来予想の3800億円から倍近く伸びており
、過去最高益を記録する見通しとなっています。

上期は総合素材(鉄鋼など)、金属資源(原料炭など)、自動車モビリティーの他、食品産業などの4分野で過去最高益を更新しました。


これを受け、通期においても10部門中8部門の見通しを上方修正し、金属資源と食品が過去最高益に達する計画へ変更しました。

参考:DCS DIAMOND Chain Store online

総合商社業界における主要企業の解説

総合商社業界の主要企業

三井物産(2022年現在)

社名

三井物産株式会社 (英文名:MITSUI&CO.,LTD)

設立

1947年7月25日

本社所在地

〒100-8631

東京都千代田区大手町一丁2番1号

資本金

3,420億8,009万2,006円

従業員数

連結:44,509名

単体:5,587名

平均年収

1,482万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

鉄鋼・金属資源・エネルギー・機械/インフラ・化学品・生活産業・次世代/機能促進の7つの大枠に分けられる事業の展開など

三井物産は、三井グループの大手総合商社です。

三井不動産、三井住友銀行と並ぶ「三井新御三家」の1つで、鉄鉱石、原油の生産権益量は商社の中でも群を抜いています。


日本初の総合商社で、「総合商社」と言われる企業形態の原型を造ったとされています。

通称は「物産」で、5大総合商社の1つです。


総合商社の歴史の中で、明治時代の日本企業の海外進出において先陣を切ったのが三井物産です。
官民を問わず日本の組織としていち早く世界へ進出しました。

1959年に旧三井物産系商社が合併して、現在の三井物産になりました。

三菱商事(2022年現在) 

社名

三菱商事株式会社(英文名:Mitsubishi Corporation)

設立

1950年4月1日

本社所在地

〒100-8086

東京都千代田区丸の内二丁目3番1号(登記上)

資本金

2,044億4,667万326円

従業員数

単体:5,882名(2020年3月31日時点)

平均年収

1,678万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

天然ガス・総合素材・石油/科学ソリューション・金属資源・産業インフラ・自動車/モビリティ・食品産業・コンシューマー産業・電力ソリューション・複合都市開発の大枠に分けられる事業の展開など

三菱グループの大手総合商社で、三井物産や住友商事などと並ぶ5大総合商社の1つです。

通称「商事」と呼ばれており、三菱金曜会および三菱広報委員会の会員企業でもあります。


三菱商事は、ほとんど存在が知られていなかったLNG(液化天然ガス)にいち早く注目し、資源開発への直接投資に進出した企業
です。


貿易仲介が主流だった時代に、三菱商事が新たな分野へ進出したことは、総合商社の今のビジネスモデルを形作るきっかけになったと言えます。


1990年代にはコンビニのローソンを通じた消費者マーケットの開拓なども手掛けており、投資や経営参画によって収益を上げる体質に変化を遂げて収益を拡大してきた総合商社です。

伊藤忠商事(2022年現在)

社名

伊藤忠商事株式会社(英文名:ITOCHU Corporation)

設立

1949年12月1日

本社所在地

東京本社

〒107-8077

東京都港区北青山2丁目5番1号

大阪本社

〒530-8448

大阪府大阪市北区梅田3丁目1番3号

資本金

2,534億4,800万円

従業員数

4,264人

平均年収

1,627万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

繊維・機械・金属・エネルギー・化学品・食料・住生活・情報・金融の各分野において、国内、輸出入および三国取引を行うほか、国内外における事業投資など、幅広くビジネスを展開

伊藤忠商事は、東京都港区大阪府大阪市北区の2か所に本社を置く大手総合商社です。


2015年度には、単体の従業員数が5大総合商社(伊藤忠商事・三井物産・三菱商事・住友商事・丸紅)の中で最少ながら、最終利益で三菱商事を抜いて業界トップになった実績をもっています。

戦前は伊藤忠財閥の中核企業でしたが、戦後の財閥解体措置により1949年に現在とつながる伊藤忠商事株式会社が設立されました。


日経平均株価のTOPIX Core30などの構成銘柄の1つで、5大総合商社の一角です。

住友商事(2022年現在)

社名

住友商事株式会社(英文名:SUMITOMO CORPORATION)

設立

1919年12月24日

本社所在地

〒100-8601

東京都千代田区大手町二丁目3番2号 大手町プレイス イーストタワー

資本金

2198億円

従業員数

連結:74,920名

単体:5,390名

平均年収

1,356万円

(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

全世界に展開するグローバルネットワークと様々な産業分野における顧客・パートナーとの信頼関係をベースに、多様な商品・サービスの販売、輸出入および三国間取引、さらには国内外における事業投資など、総合力を生かした多角的な事業活動を展開しています。

住友商事は、住友グループの大手総合商社で、5大総合商社の1つです。


戦後に発足した商事会社であることから、「遅れてきた商社」と呼ばれていた時代がありましたが、他の5大総合商社と肩を並べる企業に成長してきました。

長年に渡り大阪に本社を構えていましたが、1970年11月に大阪・東京の2本社体制に再編されました。

その後、2001年の組織再編により本社は東京のみとなっています。


住友商事は1945年に商事活動をスタートしましたが、当時の社内には「商事」に熟達した人材がいない上に、住友グループ内からも厳しい扱いを受けていました。

しかし、そんな環境下でも着実に実績を重ね、1957年には年間売上高でベストテン入りを果たしています。


とても力強い歴史をもつ総合商社で、厳しい生い立ちから這い上がってきた実績を持ちます。

丸紅(2022年現在)

社名

丸紅株式会社(英文名:Marubeni Corporation)

設立

1949年12月1日

本社所在地

〒100-8088

東京都千代田区大手町一丁目4番2号

資本金

2,626億8,600万円

従業員数

4,404名

平均年収

1,192万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

丸紅及び連結子会社は、国内外のネットワークを通じて、ライフスタイル、情報・不動産、フォレストプロダクツ、食料、アグリ事業、化学品、エネルギー、金属、電力、インフラプロジェクト、航空・船舶、金融・リース事業、建機・産機・モビリティ、次世代事業開発、その他の広範な分野において、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等の事業活動を多角的に展開

丸紅は芙蓉グループの大手総合商社で、1960年代から1970年代前半には三井物産・三菱商事と並んでスリーエムと称される総合商社のトップ3の一角でした。

その後伊藤忠商事や住友商事の台頭やロッキード事件の影響などにより低迷した時期もありましたが、1990年代後半にV字回復を達成し、2013年3月期には2期連続で過去最高益を更新しています。


2020年3月期の最終損益見通しでは、過去最大となる1900億円の赤字予想を発表していましたが、
2021年3月期の最終損益は2253億円となり、一転して大規模な黒字転換を果たしています。

総合商社業界における主要企業の採用動向

総合商社業界の主要企業の採用動向

三井物産

求めている人材
  • 自分、他者の個性を尊重できる人
  • 変化を生む行動力のある人
  • 誇りをもって仕事に取り組める人

三井物産では学歴問わず優秀な学生を採用する傾向にあり、文系では海外経験(留学など)体育会出身者が占める割合が高いようです。

体育会出身者については他の5大総合商社と比較して割合が高く、様々な個性を持った学生を採用している点が大きな特徴として挙げられます。


企業理念では、「多様性を力に」
「変革を行動で」「真摯に誠実に」などを掲げており、「自他ともに個性を尊重できる人」や「仕事に誇りをもち、行動力のある人」を求めていることが読み取れます。


以上を踏まえて、志望する際は次の点を意識しましょう。

・人の個性や特徴を尊重できる「協調性」

・自分の行動で「変化」をおこした経験・実績

上記の2点を軸に志望動機などを考えてみるといいでしょう。

三菱商事

求めている人材
  • 物事を自分で切り開いた経験がある人
  • 目標を高く設定しストイックに挑戦できる人
  • 海外経験などのバックグラウンドを持つ人

三菱商事の採用では、競争の激しい商社の世界で戦い抜く見込みのある学生であれば、学歴問わず採用される可能性があるようです。

過去の採用動向を見ると、自分にストイックに挑戦した経験や自らの力で何かを突破した経験のある人が採用されている傾向が強いです。


これらを踏まえて、次のポイントをアピールするようにしましょう。

・目標設定やそれに対する取り組みへの自分の価値観

・自分の力で困難や課題を突破した実績、経験

過去の経験や取組みを振り返り、強みとなりそうなエピソードを自分の言葉でしっかりと伝えられるよう準備しておきましょう。

伊藤忠商事

求めている人材
  • 問題解決力のある人
  • チャレンジ精神のある人
  • 自由な発想ができる人

伊藤忠商事は、若い社員に対しても幅広い裁量権を持たせる文化があるようで、「問題発見力」や「解決力」を持つ人が活躍しやすい傾向があります。

困難に遭遇した際に問題点を見つけて解決していく力を持った人材や、必要な取り組みを判断して積極的にチャレンジできる行動力のある人材求められます。


社風も「自由闊達」といわれており、積極性と自由な発想を持つことが活躍のカギとなりそうです。


これらを踏まえて、選考におけるアピールポイントは次のように考えられます。
 

・自由に発想できる視野の広さ

・過去の挑戦に関する実績、エピソード

・ものごとに対する積極性

特に、「積極性」「挑戦の実績」を持つ人材はどんな企業でも活躍が期待できるので、この2点は志望動機や自己PRに盛り込めるといいでしょう。

住友商事

求めている人材
  • 独創的な思考ができる人
  • 常に相手第一で行動できる人
  • やり抜く覚悟、継続力がある人

住友商事では、他社との差別化を重要視しており、新しい分野へ積極的に参入していく傾向があります。

そのため、固定概念にとらわれず、自由に、独創的に考えて行動できる人材が求められます。


また、チーム・グループとして事業に取り組む場合も多いため、周囲に気を配り協調性をもって仕事ができる人が望ましいです。


これらを踏まえて、志望する際は次のポイントを意識しましょう。

・ものごとに対する自分なりの考え方を伝える

・チームワークや団体行動についての考え方

・過去に物事を継続した経験、実績

ものごとに対する自分なりの考え方を伝えることで、独創性をアピールしてみましょう。

その上で、チーム・団体で仕事をすることについてどう考えるか、取り組むか伝えて、協調性を示せるといいです。


他にも、継続力が伝わるエピソードや実績などがあるとなおいいでしょう。

丸紅

求めている人材
  • 志を持って仕事に取り組める人
  • 自由な議論ができる人
  • 困難に立ち向かう精神のある人

丸紅は、「志」、「挑」、「論」、「強」、「正」という5文字を軸にした行動理念を掲げており、「丸紅スピリット」として定めています。


大きな志をもって未来を築き、自由闊達に議論を尽くす。そして困難には強かに立ち向かい突破していく。

そんな力、素質を持つ人材を求めているのが丸紅です。


選考では、次のポイントを意識しましょう。

・仕事に対する目標、目的について

・自由な議論ができる柔軟な思考

・困難なことにもチャレンジする精神力、行動力

特に、仕事に対する目標・目的は志望動機とつなげやすいので、最低限このポイントはアピールするようにしましょう。

その上で柔軟性精神力を意識できるとなおいいです。

総合商社業界の採用スケジュール

総合商社業界の採用スケジュール


一般的な企業の就活スケジュールは本選考で6月から面接が始まる企業が多い中、総合商社の多くは3月から選考開始となり6月には選考終了というスケジュールが多いです。

早めに準備を始めるようにしましょう。

三井物産の採用フロー

  1. ES提出
  2. 筆記試験
  3. WEBテスト
  4. 適性検査
  5. 面接(複数回実施予定)
  6. 内々定

3月頃から始まり、面接の日程調整などにもよりますが、遅くとも6月中には選考終了となります。


ESでは、
「自分史」をベースとし、商社に入社して活躍するための資質や三井物産のカルチャーに自分が当てはまるかをうまく記述することで通過率が上がる傾向にあるようです。


面接では、ESに記述したことに対して深堀される質問が多いので、自分の行動や考え方の一貫性を徹底的に見られていると考えられます。

記述した内容と面接での回答が一致しているかを意識し、面接練習を行いましょう。


また、他にも総合商社がある中で、なぜ三井物産なのかをしっかりと言語化し、志望度の高さをアピールすることを心がけましょう。

三菱商事の採用フロー

  1. ES提出
  2. WEBテスト
  3. 一次面接
  4. 二次選考
  5. 最終面接
  6. 内々定

WEBテストは一般的なSPIですが、難易度が低い分、三菱商事ではボーダーラインが高く設定されているようです。

問題集などで十分に対策をして高得点をとれるようにしましょう。


一次面接は社員2名と学生1名での実施で、30分ほどです。内容はESの深堀が中心となっています。

その後、「二次選考」に進み、小論文や計数問題、ケース面接などを行います。

ケース面接は社員2名対学生1名で、テーマについて15分程度のディスカッションをする内容となっています。

伊藤忠商事の採用フロー

  1. ES提出
  2. 筆記試験
  3. WEBテスト
  4. 適性検査
  5. PR動画
  6. 面接(複数回実施予定)
  7. 内々定

こちらも3月頃から応募が始まり、遅くとも6月中には選考は終了となります。

ESと同じタイミングで、「筆記試験・Webテスト・適性検査・PR動画」という選考があります。

特にPR動画に関しては珍しい選考フローになっているので、事前にしっかりと採用サイトなどをチェックし、選考の項目をチェックして対策をしましょう。


伊藤忠商事はチームでの行動はもちろんですが、個人としての行動力や能力を見られる傾向があるので、チームで取り組んだ経験だけではなく、個人の行動力などをアピールできるとなお良いでしょう。

住友商事の採用フロー

  1. WEB説明会
  2. 筆記試験
  3. 面接(複数回実施)
  4. 内々定

住友商事の面接では、個人とグループでの面接を複数回実施する形となります。

基本的な選考フローに特別な試験はありませんが、「募集職種」「プロフェッショナル職」として募集されている場合があります。


ここから、グローバルなネットワークで活躍できる能力・意識の高い学生を求めていることが読み取れます。

選考対策では入念なリサーチをした上で、求められる能力や素質、アピールすべきポイントを考えておきましょう。


2018年、2019年、2020年の過去3年間の採用人数は、男女合計の平均で約174名となっています。

丸紅の採用フロー

  1. ES提出
  2. WEBテスト
  3. リクルーター面談
  4. 面接(複数回実施)
  5. 内々定

丸紅の選考は、基本的な流れとしてWEBテストから面接に進むようですが、人によっては途中でリクルーター面談懇親会などがあるようです。

面接回数に関しては人により様々で、2回だけだった人もいれば座談会を含めて4回ほど行った人もいます。

逆質問やESの深堀に備えて業界研究を進めておきましょう。


過去3年間の採用実績は、平均で約113名となっています。2022年度募集人数は101名~200の予定です。

最新の情報は丸紅のホームページでチェックしておくといいでしょう。

総合商社業界のインターン情報

総合商社業界のインターン情報

三井物産のインターン

三井物産のインターンには「Business Development Internship (BDI)- Focused on Marketing -」というコースがあります。

このコースは、約1週間にわたり受講するインターンで、用意されている4つの部門の内1つを選択して参加する形式になります。

現場受け入れ型で三井物産のマーケティングとビジネス戦略を濃密に体感できるコースです。


他のコースや最新の情報については
三井物産のホームページからご覧ください。


■Business Development Internship (BDI)- Focused on Marketing –

<インターン応募から参加までの流れ(2023年度)>

  1. 開催日時:2022年12月15日~12月22日(1週間)
  2. 開催場所:三井物産本社(変更の可能性あり)
  3. 応募期限:2022年10月15~11月15日
  4. 参加人数:20人(予定)
  5. 選考フロー:マイページより応募→ES提出→筆記試験→面接→参加決定
  6. その他:報酬なし、交通費・宿泊費は一部支給あり

<インターン内容>

  1. エネルギーソリューション本部
  2. ニュートリション・アグリカルチャー本部
  3. 流通事業本部
  4. ウェルネス事業本部
  5. 上記4部門から1つを選択、体験実施
  6. 課題提出
  7. フィードバック

このコースでは、4つの部門の中から1つを選択し、用意されている各テーマに沿ってビジネスプランの策定を行います。

現場のリアルなビジネス課題について戦略を考えて、最終日に提出、フィードバックを受けるという流れです。


受講期間も1週間で内容が濃く、その分応募時の選考過程も本格的です。ES・面接対策を十分にして応募するようにしましょう。


総合商社ならではのマーケティングを学びたい人や、三井物産の事業創出を密に体感したい人におすすめのコースです。

三菱商事のインターン

三菱商事のインターンでは、三菱商事グループ 1Day Business Workshop」というコースがあります。

このコースは、三菱商事グループで活躍する現役社員から、総合商社業界のビジネスの基礎を学び、実際に体験できる1Dayインターンです。


インターンに関する最新の情報については
三菱商事のホームページをご覧ください。


■三菱商事グループ 1Day Business Workshop

<インターン応募から参加までの流れ(2023年度)>

  1. 開催日時:2022年11月13日~2023年2月9日
    上記期間で複数回開催予定(1Day体験)
  2. 開催場所:WEB
  3. 応募期限:2022年1月19日
  4. 参加人数:各回40名程度
  5. 選考フロー:選考なし(抽選)
  6. その他:報酬・各種費用の支給なし

<インターン内容>

  1. 現役社員による業界・ビジネス理解講座
  2. 体験型グループワーク
  3. 社員との交流会(座談会) 

このコースでは、総合商社業界や三菱商事の自社ビジネスについての具体的な口座を受講した後、体験型のグループワークに参加する流れになっています。

グループワークの内容は、各企業のビジネスシーンを題材としたケーススタディワークで、「新商品提案」「流通ルートの策定」「制度設計」などとなっています。


参加する回によってグループワークの課題内容が異なるので、事前に確認してから応募するようにしましょう。

伊藤忠商事のインターン

伊藤忠商事のインターンには、「ITOCHU 1day Career Workshop」というコースがあります。

このコースは、実例を基にした問題解決プログラムを通じ、伊藤忠商事でのビジネスの醍醐味を肌で感じることができるインターンとなっています。


他のコースや最新情報については
伊藤忠商事のホームページよりご覧ください。


■ITOCHU 1day Career Workshopコース

<インターン応募から参加までの流れ(2023年度)>

  1. 開催日時:2022年2月3日
  2. 開催場所:東京
  3. 応募期限:2022年1月7日
  4. 選考フロー:選考なし(抽選)
  5. その他:報酬なし、交通費のみ支給あり

<インターン内容>

  1. テーマに基づいたケーススタディワーク
  2. 現場社員との座談会

このコースでは、伊藤忠商事の目指す経営方針や、若手人材の成長環境を学ぶことができます。


過去に実施されたインターンでは、「伊藤忠商事」「コンビニ事業」を掛け合わせたケーススタディワークを実施しており、各事業において総合商社に求められるアプローチについて理解を深められるインターンです。

体験ワーク実施後は現場社員との座談会もあるので、現場のリアルな声や商社マンのキャリア形成について知ることができる貴重な機会を得られます。

住友商事のインターン

住友商事のインターンには「住友商事 3daysインターン」というコースがあります。

このコースは、住友商事が実際に手掛けた物流施設事業について、事業が形になるまでのプロセスを学ぶことができます。

3日間を通してケーススタディワークを受けるインターンです。


最新情報や他のコースについては
住友商事のホームページからご覧ください。


■住友商事 3daysインターン

<インターン応募から参加までの流れ(年度)>

  1. 開催日時:
    1回目「2022年1月17日~1月19日」
    2回目「2022年2月7日~2月9日」
  2. 開催場所:WEB
  3. 応募期限:2021年12月20日
  4. 参加人数:各回50名程度
  5. 選考フロー:選考あり ホームページよりエントリー→選考→参加決定
  6. その他:報酬、その他費用の支給なし 

<インターン内容>

  1. 物流施設事業に関するケーススタディワーク
  2. 現場社員によるフィードバック

このコースでは、住友商事の物流施設事業について、実際に事業が完成するまでのプロセスを学んでいきます。

3日間にわたるワーク体験を通じ、1つのビジネスを実現するために必要となる多種多様な業務や、商社パーソンの舞台裏について理解を深める内容となっています。

WEB開催ですが、ビジネスコンテストや単なるビジネス紹介ではなく、商社業務の実態を体感する濃密なインターンです。

丸紅のインターン

丸紅のインターンは「Marubeni Internship」という2〜3日間で実施するインターンがあります。

このコースは、総合商社丸紅の各事業分野における取り組みやビジネスメソッドについて学べるインターンです。


他のインターンや採用情報については
丸紅のホームページからご覧ください。


■Marubeni Internship

<インターン応募から参加までの流れ(2023年度)>

  1. 開催日時:
    1回目「2022年2月9日~2月10日」
    2回目「2022年2月17日~2月18日」
  2. 応募期限:2022年1月5日
  3. 選考フロー:選考あり(詳細はマイページより確認)
  4. その他:報酬なし、交通費・宿泊費の支給あり

<インターン内容>

  1. ビジネスアイデアの創造ワーク体験

このコースでは、丸紅の展開する様々なビジネス戦略事業施策について理解を深めるインターンです。


新規ビジネスの立案メソッドなどを深く理解した上で、ビジネスアイデアの創造ワークに挑戦する内容となっています。

仲間と議論し、実際に現場で活躍する現役社員とアイデアを磨く中で、新しい事業領域に挑戦するプロセスを体感することができます。

業界研究のやり方

業界研究のやり方

 

業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。

 

業界研究やり方画像

 

(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

総合商社業界の業界研究

総合商社業界の業界研究

(1) 業界全体を知る 

総合商社とは国内外の流通(貿易)や事業投資などを業務の中心とした会社のことを言います。

特定の分野に特化した専門商社とは大きく異なり、総合商社は機械・金属・エネルギー・化学品・食料・金融など、とても幅広く事業を展開している点が特徴です。


三井物産
三菱商事伊藤忠商事住友商事丸紅をまとめて5大商社と呼び、そこに双日豊田通商の2社を加えた企業群を7大商社と呼びます。

これら7社が現在の日本の総合商社業界を構成する主要企業です。 

主要な総合商社

三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、双日、豊田通商

(2)業界の深掘り

総合商社の事業(ビジネス)を深堀していきましょう。総合商社の収益源は大きく分けると下記2点となります。


【1.トレーディングによる仲介】

トレーディングとは流通を指します。

総合商社の持つ広大なネットワークを使い、仲介業者として他の会社の商品・サービスを必要としている企業にマッチングさせています。

この時の仲介手数料と、売値と買値の差額がトレーディングの収益となります。


【2.事業投資や事業経営】

時代の変化の中で、2000年代頃に新たに始めたのが事業投資です。

様々な事業や企業に投資または買収をし、投資先が利益をあげると収益を獲得できるというビジネスモデルになっています。


投資先が多くの利益をあげればあげるほど総合商社の利益もあがることから、総合商社は投資先の企業価値やサービス価値を向上させるため、様々な自社の保有するネットワークを提供しています。

また、ネットワークの提供のみならず、自社の社員を派遣したりします。

(3)業界の動向把握

これまで総合商社の収益の柱は資源分野でしたが、資源が予定通りに排出されない事象や、価格の急下落などハイリスクな分野です。

実際にこれまで多くの総合商社がこの資源分野によって損失を発生させています。


そのため
近年では柱は資源分野に置きつつも、非資源分野に注力し始めています。特に食料品分野は世界規模の人口増加を背景に需要が伸びると予想されています。


また、エネルギー資源分野では、地球の環境保護の概念が近年急速に浸透しており、石炭から新エネルギーにシフトする流れになっています。


政治、経済、社会、技術といった4つの観点からマクロ環境(外部環境)を分析する「PEST分析(ペスト分析)」を行い、より総合商社業界のイメージを具体的にしていきましょう。

PEST分析

ESのまとめ方

ESのまとめ方


エントリーシートを書く際は、「自分が伝えたいポイントをしっかり絞る」ことが大切です。


よく見られる傾向として、「アピールしたいポイントが多いために、内容を詰め込みすぎている」というものがあります。

幅広く書くために1つ1つの内容が浅くなってしまっては、あなたの良さは伝わりません。


学生時代に様々な経験をしていて伝えたいことが複数ある場合でも、アピールポイントはしっかりと絞りましょう。

ポイントを絞る際のコツは、そのアピールポイントが「業務にどのように役立つのか」を考えることです。


業界研究を深く進めていくと、各業務に求められる人柄や能力が見えてくるはずです。そこに自分の得意なことや過去の経験・実績などを結び付けて伝えるように意識してみてください。

総合商社業界のES対策・攻略法

総合商社業界のES対策


5大総合商社のESを記入する際には「変革を求め、挑戦した経験」、「自分らしさ」、「課外活動で学生時代頑張ったこと」をしっかりと記載することが重要です。

前述した3つの項目が本質的に共通した質問として出てくる傾向が強く、これらの質問から総合商社で求められる人物像が見えてきます。


この他にも「誠実さ」「コミュニケーション能力」なども共通して重要視されているので一緒にアピールできるとなおよいです。

「変革を求め、挑戦した経験」について

総合商社は日本のみならず世界中でビジネスを行っており、様々なビジネスに携わっています。

様々なことに挑戦できる環境であるからこそ、受験者が具体的にどのようなことに挑戦してきたのかを知りたがります。


現状の状態や環境に満足することなく、より良い結果を求め行動した結果をESに記入すると良いでしょう。


また個人としてだけではなく、自分の周りの人も巻き込み、信頼を得て結果を出すことも総合商社で働く上で重要な能力です。


ESには、自分の周りを巻き込み信頼を得るためにどのような工夫をしたのか、結果を出すためにどのような工夫をしたのか、を盛り込むと尚良いでしょう。

「自分らしさ」について

総合商社の仕事は、様々な国・仕事、様々な人の仲介に立ち、それらを繋ぐことです。


そのために、調整力や粘り強さ、課題や必要性を察する能力が特に求められます。

これらの素養を持つ学生が高く評価されると考えられるので、ESには上記の要素を1つ以上は盛り込むようにしましょう。

「課外活動で学生時代頑張ったこと」について

総合商社ではありきたりな経験ではなく、特有な経験をしている学生を求める傾向が強いです。


自分の経験のエピソードを準備する際には、その経験をすることになった経緯、その経験の詳細、そこから何を学んだかをしっかりと答えられるようにしましょう。

経験の詳細に関しては、誰と・どこで・なにをして・なにを感じ・どのように行動したかを説明できると良いです。

総合商社業界の筆記試験対策・攻略法

総合商社業界の筆記試験


総合商社の筆記試験やWEBテストでは、SPIやGAB形式の試験となる傾向が強いです。

5大総合商社の過去の出題データを見ても、SPIかGABのどちらかが出題されたパターンが多く、所要時間は平均1時間30分程度です。


SPIの科目では「構造把握」「性格」などがあり、GAB形式より出題される科目数が多い点は注意が必要です。

SPIやGABの対策として、それぞれの問題集や対策サイトで習慣的に練習をするといいでしょう。


また、時事問題などを一緒に出題するケースもあるようです。

時事問題については、ニュースサイトをチェックし、それに対する自分の考えを文章にしてみるなど、自分なりに練習しておくといいです。

総合商社に関するトレンドニュースなどは細かくチェックしておきましょう。

総合商社業界の面接対策・攻略法

総合商社業界の面接対策


面接の回答では「質問の意図を理解した上で答えること」が重要です。

面接官の質問には必ず「意図」があります。


十分にリサーチをして「回答の準備」をしておき、面接官が「その質問から何を読み取ろうとしているのか」「重視しているポイント・知りたがっていることは何か」を理解して返答することを心がけましょう。


総合商社業界の面接でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • 海外事業のマネジメントと部活動のマネジメントの違いは何か
  • モチベーションの起伏のタイミングはどんなときか
  • 学生時代に失敗したことは何か
  • 周囲からどんな人間だといわれるか
  • 学生時代に自発的に取り組んだことは何か

上記は業界を志望する際は優先的に対策しておきたい質問になります。

どの企業の面接においても質問される可能性が高い項目になるので、それぞれ詳細に答えられるように準備しておきましょう。

この他にも、「学生時代に頑張ったこと」「自己PR」など一般的な質問についても対策しておきましょう。


本記事では、「海外事業のマネジメントと部活動のマネジメントの違いは何か」、「モチベーションの起伏のタイミングはどんなときか」、「学生時代に失敗したことは何か」について回答のポイントを詳しく解説します。

海外事業のマネジメントと部活動のマネジメントの違いは何か

この質問で面接官が知りたいのは、「総合商社の海外事業への理解度」だと考えられます。

ここでは、海外事業と部活動の比較となっていますが、要点は「海外事業のマネジメント」についてどれほど理解できているかです。

最もわかりやすい両者の違いは、活動の範囲です。

部活動はあくまで自分の所属するチームの「内側」からのマネジメントですが、総合商社の海外事業は内側と「外側」の2つの視点からのマネジメントが必要です。


トレード事業と投資事業の2つで海外展開している総合商社は、輸出入のルート確保や販路の拡大、仕入れ・出庫といった「内側」の業務に対するマネジメントと、海外の市場調査や投資事業の経営施策についての「外側」のマネジメントを行います。


これらを踏まえて、回答する際は「マネジメントの内側と外側の視点について」というポイントで答えるといいでしょう。

事前に十分なリサーチをして、総合商社の各業務が内側と外側のどちらなのかを理解しておくことが大切です。

モチベーションの起伏のタイミングはどんなときか

この質問で面接官が知りたいのは「自己分析力」だと考えられます。


様々な業務に携わる総合商社では、自分の希望する仕事以外の業務もこなす必要があります。

「やりたいこと・目標」を明確に持って入社した場合でも、その通りの仕事だけをできるわけではありません。


「やりたくない」と感じてしまうような仕事に対しては、どうしてもモチベーションが下がりやすく、そうなると本来の能力を発揮できない可能性もあります。

そこで自己を的確に理解しておくと、モチベーションをある程度コントロールして必要な能力を発揮することができます。


以上のことから、回答のポイントは次のようになります。

・モチベーションの起伏のタイミングをできる限り細かく伝える

・それに対し、意図的にモチベーションを高くするための取り組みを挙げる

ここでは、下がってしまったモチベーションをいかにして上げていくかがとても重要です。

過去の記憶や経験などから、詳細に自己分析をして対策しておきましょう。

学生時代に失敗したことは何か

この質問で面接官が知りたいのは「反省力」「失敗を活かす力」だと考えられます。

一般的な面接の質問では「学生時代に頑張ったこと」について聞かれる場合が非常に多いですが、総合商社業界では「失敗したこと」について深堀されるケースが多いようです。


ここでは、「失敗にちゃんと気づいていること」と「その経験を活かして成長できること」をアピールするようにしましょう。

仕事をしていく上で失敗はつきものですが、それをどのように受け止めて次につなげていくかがとても重要です。


回答のポイントは次の通りです。

・失敗の「解像度」を高くする

・必要な改善策について

・そこからどう成長したのか

重要なのは、失敗の解像度をより高くして、「失敗の原因をより細かく分析する」ことです。

過去の失敗について話す際は、「その出来事のどこが失敗だったのか」という点を突き詰めて、より詳細な問題点と改善策を挙げるようにしましょう。

その上で、失敗を乗り越えてどう成長できたのか話すと説得力が上がります。

以上、各質問の回答ポイントと対策について解説しました。

面接対策をする際は「自分が面接官だったら」という視点を持って考えてみると、必要な対策が見えてきます。

リサーチで得た情報をもとに、想像力を働かせながら業界研究を進めてみてください。

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